
8月後半は岩渕まこと/由美子のニューアルバム「北上夜曲」のレコーディングをしていました。
若き日のバンド時代のようなレコーディングをしたいということで、基本をヘッドアレンジとして皆で作り上げていく・・。当然のこと、意見の対立もしばしば。20代の若者ならば良くあるバターンで喧嘩してドツボにはまったりしたものですが、そこは平均年齢50くらいでしょうか。とりあえず事なきを得て無事終了。私にとってはとても懐かしく新鮮な仕上がりになりました。
これからメインの歌入れとコーラス、そしてTD/ミックスダウン。10月一杯くらいはかかりそうです。
震災後のペトラストリートのライブで「北上夜曲」をやりました。歌詞を聴いていたら絶対に泣いてしまうので、聞かないように聞かないようにとやったのを思い出します。その北上夜曲のアルバム化です。どうぞお楽しみに。
今月の写真・・チラシですが・・10月下旬から始まるTRIO’の秋のツアー、その初日/28日(金)のものです。
毎年やっている開成ライブ。今回は特別バージョン。一般の方にも参加いただけます・・というより今回は是非ご参加いただきたい。というのも、TRIO’のライブと「講演」がセットになっているという異色なもの。
講演のゲストは今は時の人となっている京都大学原子炉実験所助教の小出裕章。原発問題に関して最もわかりやすく正確な情報を提供する人物として注目されています。その著書「原発のウソ」は、売り上げ170万部を超えています。
彼と私は同期で地質部というところに所属。小出は部長でした。開成ライブの準備会で小出に来てもらおうという話になり、講演依頼をしたところ、余りにミスマッチだから・・といって断られました。彼は大阪でTRIO’のライブにも来てくれたことがあります。ミスマッチと言えばかなりのミスマッチなわけですが、だからこそ意外な出会いの可能性がある。そう言って説得しましたら、来てくれることになりました。
それにしても超多忙なところを来てくれるのですから、一人でも多くの方にこの講演+TRIO’ライブ、来ていただきたいと思っています。同窓会的な空気もありますがお気になさらず。場所はなんと開成学園の学生ホール。ケータリングの食事付きです。
ずっと陽の目を見ず助教・・以前の助手・・の地位のままがんばってきた小出と、最初から路線を外れてしまった市原が母校に帰ってのイベントです。これに開成学園も協力という形で応援してくれています。それで一つお願い・・。参加者の想定ができず、できるだけ早く把握したいと言うことがあります。参加ご希望の方はどうぞ市原までメールを。チラシの拡大版はホームページ表紙「TRIO’/開成ライブ10/28チラシ」から。http://I-produce.net
そしてこの日から始まるTRIO’の秋のツアー、チラシも同じページの下段でご覧になれますので >>> チェケラウトゥッ!>>> 。
さて、本題の9月のスケジュール。
阿川泰子さんの毎年のツアーがあります。大阪、名古屋、東京の5ヵ所。今回はジャズっぽいものからちょっと懐かしいものへと・・。
あとはお馴染み早大ダンモ研のメンバーが三人の金城寛文クインテット/2日(金)。松本峰明トリオ/19日(月・祭)。古野光昭スペシャルカルテット/23日(金・祭)。となっています。
それからジャズではありませんが、大谷よしみがかかわるこども達のプログラムを一堂に会して「リトルミュージシャンたちのコンサート」をゲストに「歌のお姉さん」の草分け、岡崎裕美さんをお迎えして開催/25日(日)。
以上、詳細はホームページ、「ライブ」の9月をご覧ください。
ということで、9月もどうぞよろしく、応援をお願い申し上げます。

芝居「ジャズ幽霊さん」が無事終了。ご好評を頂き、ああやって良かったと、ちょっと気が抜けたとたん風邪引きに突入。ああ情けない。
今回の芝居はサントリーホールの記念イベントで一日二回公演で終わってしまうと言うもの。いくら一日とはいえ、準備は普通の芝居のようにしっかりかかる。ああ本当に勿体ない。稽古を重ねるにつれだんだんとスピードも出てくる、今まで気がつかなかったところの意味が分かったり。キャスト全員でこの全3幕の芝居を作り上げる・・それはよく考えればバンドも同じなのだが、ジャズとはかなり違う。ジャズは何が出てきても良い、、芝居も本当はそうなんだろうけど、先ずは台本の解釈ができているか否かにかかってくる。それはきっとクラシックと似ているのかも知れない。とにかく私にとっては音楽をやっている時とは全く違う高揚感の中で過ごした一ヶ月だった。稽古が始まり、ああこんな大変なこと、、やはり自分はできないなと思ったことが三回くらいあった。それで今、もう一度やりたいと思っている自分が、ちょっとおかしいのか、芝居の魅力にとりつかれてしまったのか。兎にも角にも黒鯛公演/第8回目、、皆さまの応援を頂きながら、大盛況のうちに無事終了しました事をここにご報告させて頂きます。
さてドラマー市原康、今月はアルバムのレコーディングが二つ。一つはジャズボーカルの大ベテラン、山岡未樹さんのアルバム。前田憲男さんのアレンジでフルバンドものから小編成のものまで、色々ある予定。そしてもう一つは岩渕まこと、久々のニューアルバム。タイトルは・・びっくりするから内緒。こちらはじっくり時間をかけた「バンドもの」のレコーディングなので、若い頃のレコーディングを偲びつつということになるでしょうか。レコーディングメンバーはお馴染みペトラストリートです。
そして8月のライブ、7月に引き続き少なめでまとめてみました。(不本意) 先ずは8/9日(火)、これは全くどうなるか市原も見当がつかないライブで、と申しますのは、この日の主役は神戸俊平さんといって、かつて五木寛之の『青年は荒野をめざす』が流行った時代に、横浜から船でナホトカ→シベリア鉄道でヨーロッパに渡り、アフリカのガーナ大学を出て獣医になり、現地で活躍しているという方。そして、現在は日本に帰国していて、福島における被爆した動物の調査活動に携わっているそうで、私も初対面。獣医活動の傍らアフリカの楽器カリンバを奏で、ガーナで出あった渡辺貞夫仕込みのアルト・サックスを吹くという方。そしてこのライブでは恐らく・・福島での調査活動の報告などもあるのではないかと思われます。興味のある方はどうぞお出かけください。新大久保「大久保水族館」。そして21日(日)、このところ市原はスケジュールが合わなくてできなかった大久保ユニットのライブ。今回もベースの伊藤さんと三人で、ミュージシャン達が集まるライブ・・になるのが通例。自由が丘「マルディグラ」。そして30日(火)はお馴染み前田憲男/ウインドブレーカーズ、銀座スゥイングです。
ということで、8月もどうぞよろしく、応援をお願い申し上げます。
写真は芝居「ジャズ幽霊さん」の舞台
ライブの場所や時間などの詳しい情報はホームページをご覧ください。