
TRIO’春のツアー「初めて聴くのに懐かしい」・・お陰様で全行程、無事終了しました。ほとんどの所で会場一杯のお客様に来ていただき、素晴らしい出会いの時となりました。おいでくださった皆様、心より感謝、ありがとうございました。また15ヵ所それぞれのライブを支援してくださった皆様、本当にお疲れ様、ありがとうございました。皆さんのお力添えなしにはあり得ないTRIO’のツアー、これからもどうぞよろしくお願いします。
毎回変わるTRIO’・・と言っていつも始めるツアーですが、確かに変わった、けど、、私的には反省材料がしっかりありました。それでもCDの売り上げが300枚近くあったところを見ると,そのときに聴いたTRIO’の音をあとでもまた聴きたいという方が多かったのではないかと、勝手に期待を込めて思っております。私の反省・・どちらかというと次に繋げる大きな力になっています。次回・・またまた変わる・・はず。乞う、ご期待!です。
ところで、前回のライブ情報の最後に「老体が守られるように・・」と書きましたが、実にこのツアー、事件がありました。ベースの森泰人が体調を崩し、その頂点が長岡。恐らくライブにお越し頂いたお客様、森の様子を見て心配なさったのではないかと思います。以前にも森が主催する日本のツアーの最中に体にトラブルがあったことがあり、どうもそのときと同じような感触らしい。胃がかなりやられていると思われる。翌日には長岡の日赤病院でとりあえず薬を頂き、新潟へ・・。福田に言わせれば「彼は侍かアホかのどちらか」だと・・。何とその夜打ち上げで、酒こそ飲まなかったものの、私が頼んだ天ぷらを森が食べているではないか。福田は「彼に付ける薬はない」とまで言い放ったのであった。それでも薬のおかげかと思いますが、徐々に元気を取り戻した彼は最後までやり切ってくれました。本当にお疲れ様。ハラハラ致しましたが、よかったよかった。
そして、この旅ではもうひとつ出来事がありました。それはツアー終了の2日前、家内の父が急逝。松戸のライブに向かおうと着替えを済ませたところに連絡が入り、それから間もなく・・本当にあっという間でした。自分の父親が逝ったときよりも何故か悲しみが大きい。このツアーではアンコールの最後にやっていた「東北 /おおたか静流作詞, 梅津和時作曲」を、あの宮古で流され盛岡で復活した「Bar Cafe the S」以来、市原が歌うようになっていました。メンバーは頭がおかしくなったのではないか・・みたいな態度でしたが、盛岡SPEAK LOWのマスター木村さんの「ツアー最後まで歌ってくれ」ということばに支えられ、毎回歌っていました。因みに最終日は本人のおおたか静流さんに来ていただき、歌ってもらいました。それが、義父が亡くなったその日、松戸のアンコールではさすがに歌えず、演奏のみで始めました。「会いたくて、会い~たくて・・名前を呼び続け~る。」そのことばを歌ったらどうしたって泣いてしまう・・。でも、演奏途中から会衆を促すという気持ちになって、かろうじて生声で歌いました。いつも最後にこの歌・・。それだとライブ全体を重たく締めてしまうという見方もあるかも知れませんが、今回のツアーは3月11日の前の晩に仙台、泉ヶ岳で打ち上げられた花火のように、鎮魂、慰霊の「音の花火」を上げて東北を回る、そう位置づけたツアーでした。そして私にとってこの音の花火は突然逝ってしまった義父に捧げるものともなりました。義父は何故か「冥土の土産に」と言って、今までライブに来たことがなかったのに自ら予約を入れてBODY & SOULのTRIO’のライブに来てくれた。毎年抽選で畑を借りていた義父は、今年は応募しなかった。その「時」を知っていたかのようでした。
2012年、TRIO’ 春のツアー。忘れられないツアーとなりました。
ツアーが終わっても、岩渕まことデビュー35周年コンサート、金城寛文ライブ、ウインドブレーカーズライブと、かなり限界に近いスケジュールでしたが、4月は少し楽になります。
トピックス。木住野佳子pf、古野光昭b、往年の「養老院トリオ」復活。本人たちも否定しない。普通の社会ではボケがあればツッコミがあってバランスが取れているのだが、何故かこのメンバーだとボケしかない。それを楽しむようにしているのを見て、人々はいつしかこう呼ぶようになったのではないかと、、私なりの推測。5日(木)、横浜モーションブルーです。その翌日も横浜、関内Jazz is。なぜか毎回いろいろなミュージシャンが顔を出す大久保明gtトリオ。14日(土)には塚山エリコ/沼袋オルガンジャズ倶楽部。今回はベースの古野さんが参加。初顔合わせ。皆様のお越しをお待ちしています。
その他、クリスチャン関連で、17日(火)、歌声ペトラ/お茶の水OCC。21日(土)は同じOCCで賛美集会「ZAWAMEKI」。そしてこれはクローズドですが毎年お招きいただいている横浜は聖坂養護学校での岩渕まこと/ペトラストリートのコンサートが楽しみの一つです。
4月もどうぞ、応援よろしくお願いします。