
原発関連の本を色々読む。すると「怒りの連鎖」のようなところに自分が組み込まれて行ってしまうような感覚を覚える。不条理というものがまかり通るのは歴史の本や映画の中の話だと思っていたけれど、こうなると必殺仕事人の登場しか解決策はないのではと考えたりする。
近ごろ「原発文化人50人斬り」(佐高信著)という本を読み始めたのだが、前書きを二ページ読んだところで止まってしまった。青森県知事選挙での話。原発阻止と推進で県は真っ二つに割れた。阻止派は150万円を用意し当時絶大な人気を博していたあるプロレスラーに反原発の「顔」になってもらう様、約束を取り付けた。ところがその後、推進派が応援料としてナンと1億円を払うと言って来たのだ。そのプロレスラーはその150万円を返して推進派に寝返ったという話。その前置きだけでおなかがいっぱいになってしまって、あとは読むのを辞めてしまった。
150万を征するために一億使う・・。今の日本を支配している闇の力の正体がなんとなく見えたような気がした。圧倒的な金の力で敵の看板をはぎ取り、それを自分のものとして使うってどういう神経なのだろう。150万円と一億円。無敵のプロレスラーは完全にやられてしまった。権力というものがひとたびその力を行使すると情け容赦はないんだということを学んだ気がした。
さて、ライブのご案内。7月中にもご案内したとおり、8月は1日から三日間ライブが続きます。8/1(水)は午後に東京音楽大学ポピュラーインストゥルメンツコース、初のOpenCampus。これは当コースのご案内のためのプログラムですが、ギターの野呂一生、ベースの鳴瀬喜博、キーボードの宮城純子、そして私という「先生バンド」の生演奏付きワンポイントレッスンというもの。どなたでもご覧になれます。申し込みは7/25で締め切りになりますが、その後でもご希望の方には何とかしたい・・。確約はできませんが。このOpenCampus、24日(金)にも同じ内容のものが開催されます。1日(水)の夜は古野光昭カルテット/横浜ドルフィー。今注目の若手ピアニスト片倉真由子さんとの共演をたのしみにしています。翌2日(木)は福岡。Summer Jazz Session 2012/ホテル日航福岡/前田憲男ウインドブレーカーズです。他にも多数出演者がいますがウインドブレーカーズは当グループの演奏と森山良子さんとの共演となります。そして3日(金)は六本木アルフィー/土岐英史セッション。娘の市原ひかりとの久々の共演です。10日(金)は沼袋オルガンジャズ倶楽部。盛り上がってきました塚山エリコorgカルテット。11日(土)は横浜/LAFU。早大スイング&ジャズ研究会のOB,鹿野道夫/as がプロを従えての決死ライブ。SJCの皆様、お待ちしています。21日(火)は市原司会の歌声ペトラ。新しい賛美歌を歌う会です。自由カンパあり。そして24日(金)が先にご紹介しました東京音楽大学OpenCampusとなっています。
詳細はホームページ http://i-produce.net 「ライブ」をご覧ください。
8月のライブ、皆様のお越しをお待ちしています。
写真は先日西武ドームで開かれた「国際バラとガーデニングショー」に出展をしていたMさんから頂いたバラの鉢。もう一度たくさんの花を咲かせました。
これ、いい。
http://fryingdutchman.jp/ 叫べ、叫べ。
http://fryingdutchman.jp/ 叫べ、叫べ。