G-Cafe 聖書のことば #96
【光の方】ヨハネの福音書その12
" 悪を行う者はみな、光を憎み、その行いが明るみに出されることを恐れて、光の方に来ない。
しかし、真理を行う者は、その行いが神にあってなされたことが明らかになるように、光の方に来る。"
ヨハネの福音書 3章20~21節
悪を行う者は光の方には来なくて、真理を行う者は光の方に来る、と言っています。
真理について、イエス様はこう言われています。
真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。(ヨハネ16:13)
ですから真理を行う者とは、御霊に導かれる人のことなんですね。
御霊を送ってくださるのは主イエス・キリストですから、それはクリスチャンを指すわけです。
悪を行う者というのは、悪事の限りを尽くしている人ももちろんその中に入りますが、そればかりではなく、神から離れ、自分中心に生き、ひそかに行っているその行いが明るみに出ることを恐れる人。すなわち「罪人(つみびと)」のことを言っているわけです。
ですから罪人は、光であるキリストの方には、来ようとしないんです。
それに対しクリスチャンは、その行いについてはすでに精算済みとされた人たちです。
彼らは、ひょっとしたら罪を犯してしまうような者ではあるけれど、それもすべて主なる神様に任せてしまっている者なんですね。
その人は、「万物を従わせることのできる方の、その御力によって、主と同じ姿に変えられて行く者とされている」(ピリピ3:21参照) ので、そんな主の力を日々体験しながら成長していくわけです。
ですから主のもとに行って、「主よ、私はこんなことができました。これはあなたがさせてくださったことです。」と言って、主をほめたたえ、喜び、礼拝する者となるんですね。
これが「光の方に来る人」、すなわち、「その行いが神にあってなされたことが明らかになる」ことを喜ぶ人です。その人は、光の方に行こう行こうとするのです。
ですからここで言っていることは、世の中にはもともと「悪を行う者」と「真理を行う者」がいて、キリストのもとに来るのは、真理を行っている者だ、と言っているわけではないんですね。
最初から真理を行う人など、いないのです。
ですからこれは、イエス・キリストのもとに来た人と、まだ来ていない人の話なんです。
神は、あなたが光の方に来ない人だということはわかっているんです。そのあなたを、光は照らし続けているんですね。
恐れてはならない。私のところへ来なさい、と、主はあなたに向かって言われているのです。
恐れることはない、わたしはあなたを愛し、あなたのためのあがないのささげ物をすでに用意して、あなたを迎える準備は整っている。そして、天に住まいも用意したのだ。
今、いのちのあるうちに・・、あなたのその心で神に目を向けられる今のうちに、わたしを呼び求めなさい。わたしをたずね求めなさい。私のところへ来なさい。
あなたがわたしに心を向けるなら、わたしはあなたのところへ飛んでいって、あなたを抱きしめるから・・。
主は、そう言われる方なんですね。
神の国への扉は、あなたの前に開かれています。それは「光の方に来ようとしないあなた」が「光の方に行こうとする者」となるための入り口なのです。
祈り・・「私はあなたのことがまだよくわかっていませんが、あなたに祈ります。あなたがまことの神なら、私にもわかるようにしてください。アーメン。」
主が聖霊を豊かに注いで、あなたを祝福してくださいますように!
God Bless You !