G-Cafe 聖書のことば #97
【まことの礼拝者】ヨハネの福音書その13
" まことの礼拝者たちが、御霊と真理によって父を礼拝する時が来ます。
今がその時です。
父はそのような人たちを、ご自分を礼拝する者として求めておられるのです。
神は霊ですから、神を礼拝する人は、御霊と真理によって礼拝しなければなりません。"
ヨハネの福音書 4章23~24節
イエス様は、まことの礼拝者とは「御霊と真理によって父を礼拝する者」だと言われました
御霊は神を信じる者に与えられる神の霊です。
そしてここで言う真理とは、神の一方的な恵みによって神を礼拝する者とされたという、私たちのうちにある「真理」なのだと思います。
つまり、御霊と真理によって父を礼拝するとは、イエス・キリストによって神のもとに帰った者たちが、形だけの礼拝ではなく、聖霊に満たされ、新しくされた者としての喜びと感謝をもって、まことの神に心から礼拝をささげること・・ということになります。
そしてそういう時が、やがて来るのだと、イエス様は言われたわけです。
そして直前の21節では、「この山でもなく、エルサレムでもないところで、あなたがたが父を礼拝する時が来ます。」とイエス様は言われています。
ですからそれは、約束の民イスラエルだけではなく、全世界で主を礼拝する時が来るのだ、ということになります。
今、私たちは、実際にそうなったところを見ているわけです。
・・と、ここまではとてもわかりやすいのですが、イエス様は続いて「今がその時です。」と言われました。
え? 今が? となり、わけがわからなくなります。
なぜならその当時は、イスラエル以外のところで礼拝がささげられるという時代ではなかったわけですから・・。
だったら「今がその時」とは、どういう意味なのでしょうか。
イエス様がこの話をしていたのは、ユダヤ人ではないサマリヤの女性に対してでした。
" イエスは言われた。「あなたと話しているこのわたしがそれです。」" 26節
「それ」とは、彼女が言った「キリストと呼ばれるメシア」という言葉を指しています。(25節)
要するにイエス様は、「わたしこそが礼拝されるべき者、キリストである」と言われたわけです。
これはもう、聞いたら気絶するくらいの大胆な宣言です。
女は町に行って、私のことをすべて言い当てた人がいるけど、この方こそキリストではないのかと言って、多くの人を連れてきました。そして、連れてこられた彼らは、イエス様から直接話を聞いて、この方は本当にキリストだと信じた、というのです。(39-42節)
イエス様は、「父はそのような人たちを、ご自分を礼拝する者として求めておられるのです。」と言われました。
このサマリヤで起こった出来事。それがまさにユダヤ人ではない人々がキリストを受け入れることだったわけです。
それでイエス様は「今がその時です」と言われた、ということなんですね。
結局、この話の主旨は・・、
キリストによって礼拝者となるなら、ユダヤ人でなくとも、すべての人が「真の礼拝者」となるのであり、父なる神はそのような人を礼拝者として求めておられるのだ、ということになります。
このヨハネの福音書では、イエスこそ神の御子なる神、キリストであるということを、びっくりするくらいに、随所で、はっきり、しかもイエス様ご自身が言われたということを証言しているんですね。
今、イエス・キリストにあって礼拝者とされた私たちは、形だけの礼拝者ではなく、いつも祈り「御霊と真理によって礼拝する」者であることを求めていきたいものです。
主が聖霊を豊かに注いで、あなたを祝福してくださいますように!
God Bless You !