G-Cafe 聖書のことば #98
【信じてみる】ヨハネの福音書その14
" イエスは彼女に言われた。
「信じるなら神の栄光を見る、とあなたに言ったではありませんか。」"
ヨハネの福音書 11章40節
ラザロは死んでから4日経っていました。遺体はもう腐敗が始まっています。
このラザロをイエス様が、墓からよみがえらせた時の話。それが11章全体の話です。
イエス様が、石の蓋を取り除けなさいと言われた時、ラザロの姉妹マルタは、「主よ、もう臭くなっています。四日になりますから。」とイエス様に言います。
そこでイエス様が言われたのが、今回のみことばです。
「信じるなら神の栄光を見る、とあなたに言ったではありませんか。」
イエス様が言われることは、およそ受け入れられないことが大半を占めています。到底できないこと。今考えてもしょうがないんじゃないかと思われるようなこと。到底受け入れられないこと・・。
とにかくイエス様が言われることは、自分の感覚を遥かに超えた次元のことばかりなんですね。
私たちは被造物で、イエス様は創造者なる父のみもとから来られた御子なる神、すなわち創造者の側のお方です。
イエス様は、地上のレベルのことしか理解できない私たちに、天上の、神のレベルのことを言われているんですね。
ですから受け入れられないというのは、むしろ当然であるわけです。
男性たちが石の蓋を取り除けた時、それは半信半疑でした。当然のことです。これから目の前に繰り広げられようとしている光景は「天上のこと」なんですから・・。
でも彼らは「従ってみた」んですね。
要するに、とりあえず「信じてみた」わけです。
そうしたら、もう腐っているはずのラザロが、包帯で包まれたまま出てきたんです。
死んだ者のよみがえりです。
天上の出来事が目の前に繰り広げられたのです。
腐った度合いが軽度だったから、ラザロの肉は蘇生したんでしょうか。
もう少し腐敗が進んでいたら、やっぱりダメだったんでしょうか。
もちろんそんな話ではないわけです。
マルタが「終わりの日のよみがえりの時に、私の兄弟がよみがえることは知っています。」と言った後に、イエス様はこのことをされました。
それは、終わりの日に人々は主にあってよみがえるという「天上の出来事」を、イエス様はここで、前もって見せたということなんですね。
イエス様はラザロをよみがえらせる前にマルタに言われたことばが、これです。
「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。〜
あなたは、このことを信じますか。」
あなたは、このことを信じますか?
これが私たちに問いかけられていることで、それは、自分の尺度をはるかに超えたこと、天上のこと・・なんですね。
祈り・・「神様、あなたのことは少ししかわかりませんが、信じてみようという思いを与えてください。」
信じてみよう・・これが神の栄光を見る、その入り口なんですね。
God Bless You !