" そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行って、
こう言った。 「私に何をくれますか。この私が、彼をあなたがたに引き渡しましょう。」すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。
そのときから、ユダはイエスを引き渡す機会を狙っていた。"
マタイの福音書 26章14~16節
3年半の間イエス様に同行し、毎日のように話を聞き続け、そして一番大切な時が迫っているその時に、どうしてユダはイエス様を売り渡すという発想ができたのでしょうか。
ルカの福音書(22:3)には、 "ところで、十二人の一人で、イスカリオテと呼ばれるユダに、サタンが入った。" と書かれています。
ではどうしてイエス様の弟子ともあろう人に、サタンは入ることができたのでしょうか。
「私に何をくれますか」・・。このユダの言葉は、これからイエス様の上に起きることの心配より、自分の心配をしていたということを示しています。
それは本当は、イエス様に付き従っていた十二弟子にはあり得ない発想なのですが・・。
そこにサタンは入ったんですね。
イエス様は言われました。
"人の子は、定められたとおり去って行きます。しかし、人の子を裏切るその人はわざわいです。」" (ルカの福音書 22:22)
私たちは常に怖れをもって神に仕えなければならないことを、ここでは教えられます。
サタンは、すべてのクリスチャンを敵とみなしています。
サタンはあなたが隙を見せるのを虎視眈々と狙っているんですね。
サタンは十二弟子の一人に入ることに成功しました。
サタンはユダが自分のことに心を奪われていたその「隙」を狙って、まんまとその企てに成功したというわけです。
主イエス・キリストこそが、あなたを罪や誘惑から守る「盾」なんです。
自分のことを考える前にイエス・キリストのうちに自分の身を置くこと・・それこそが私たちの務めなのです。
そこだけが安全地帯なんですね。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)