" そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、今夜わたしにつまずきます。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散らされる』と書いてあるからです。
しかしわたしは、よみがえった後、あなたがたより先にガリラヤへ行きます。」"
マタイの福音書 26章31~32節
〜と書いてある・・と、イエス様はゼカリヤ書13章7節の預言を示されました。その13章は次のことばから始まっています。
" その日、ダビデの家とエルサレムの住民のために、罪と汚れをきよめる一つの泉が開かれる。”
言うまでもなく、罪と汚れをきよめるのはイエス・キリスト。その他にはいません。羊飼いが打たれるとは、キリストが十字架にかけられ、殺されるということです。そのとき羊は散らされる・・と、ゼカリヤ書には書かれているのです。
こんな具体的なことまで書かれているのかと驚かされます。キリスト来臨の500年前です。
イエス様は、散らされて行く弟子たちのことをご存じでした。その弟子たちに、イエス様は暗にその後の行動を促されているんですね。
「わたしは、よみがえった後、あなたがたより先にガリラヤへ行きます。」と。
それは何が起こるかも分かっていない弟子たちに対しての、イエス様のやさしい導きでした。そんな話を十字架という最大の山場を前にして、すでにされていたのです。
聖書のみことばも、これから何が起こるかも分からない私たちに、前もって行くべき道を指し示し、語ってくれているんですね。
イエス様こそが、すぐに迷い出てしまう私たちを優しく導いて下さる、まことの牧者なのだと・・。
混乱の中、恐れの中、不安の中・・。
イエス様はいつもそこにいて、やさしく語って導いてくださるお方なのです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)