" 騒ぎが収まると、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げ、マケドニアに向けて出発した。
そして、その地方を通り、多くのことばをもって弟子たちを励まし、ギリシアに来て、そこで三か月を過ごした。"
使徒の働き 20章1~3節
エペソでの騒動が収束したことをきっかけにして、パウロは以前に行ったマケドニアからギリシアへと向かいます。
その間、パウロは「多くのことばをもって弟子たちを励まし」と、ここでは簡単に書かれています。
しかしこのマケドニア地方を巡る旅・・、それはパウロにとって決して安泰なものではなかったようです。
「私たちの身には全く安らぎがなく、あらゆることで苦しんでいました。外には戦いが、内には恐れがありました。」と、パウロはこのマケドニアからコリントに宛てて書いた手紙の中に記しています。(第二コリント7:5)
パウロは宣教の成功者の代表みたいな人ですが、そのパウロの歩みは実に、心配と苦しみと戦い、そして恐れの連続だったんですね。
信仰生活・・、特にイエス様に従って歩もうとするとき、それは確信と自信に満ちた歩みになるのかというと、実はそうではないことが分かります。
それはまるで、自分が弱き者であることを思い知らされるかのような歩みだというわけです。
しかし神は、私たちが自分の力の限界を見るその時に至ってはじめて、ご自身の御力(みちから)をそこにあらわして下さるんですね。
パウロがそこを乗り越えてきたのは、共にいて下さる主の力以外の何物でもなかったわけです。
このようにして神は私たちを、神により頼むようにされ、そして神をほめたたえるようにされる・・。
これ・・、神のいつものパターンです。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)