" 私たちは、種なしパンの祭りの後にピリピから船出した。五日のうちに、トロアスにいる彼らのところに行き、そこで七日間滞在した。
週の初めの日に、私たちはパンを裂くために集まった。パウロは翌日に出発することにしていたので、人々と語り合い、夜中まで語り続けた。"
使徒の働き 20章6~7節
パウロはコリントから7人の同行者を先に行かせ、トロアスで待ち合わせをしていました。
陸路を逆戻りして、ギリシア北部(マケドニア)のピリピまで行き、そこから船で現在のトルコ(アジア)西端のトロアスに五日で着いた・・ということは、ほとんどどこにも寄らずに急いで行ったという事です。
それは身の危険もあったことと、とにかく献金を預かったままであることから、エルサレムへの旅路を急いだものと思われます。
そしてこのトロアスの七日間において、パウロたちが「パンを裂くために集まった」のが「週の初めの日」だったと記されています。
週の初めの日とは日曜日です、ユダヤ人達が聖なる日としている安息日(あんそくにち)は土曜日です。
パンを裂くとは、「わたしを覚えるために行いなさい」とイエス様ご自身が言い残されたパンと杯をいただく儀式、すなわち聖餐式(せいさんしき)のことです。
そしてパウロは夜を徹して話し(説教)をしました。またその中には「語り合い」という双方向の話も含まれていました。
ここに教会が毎週日曜日に行っている礼拝と、そこでの兄弟姉妹の交わりの原型があるわけです。
日曜日に、仕事やどうしてもしなければならいことがあって、教会の礼拝に行けない人もいます。
それにしても、その日は主を見上げ、主の恵みを覚え、聖書を開き、祈る時間を作る・・。
日曜日は主にある者(クリスチャン)が、聖書に書かれているように「実を結んでいく」ためには欠かせない、恵みの日なんですね。(ヨハネ15:4参照)
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)