" 家財に未練を残してはならない。エジプト全土の最良の物は、あなたがたのものだから』と。」"
創世記 45章20節
ヨセフは兄弟達に、急いで父と家族をエジプトに連れてくるように言います。
さらに王であるファラオもヨセフの家族にエジプトの最良のものを与えると約束してくれました。
そして、父ヤコブと子供たちと妻たちのために車も用意して、迎えに行きなさいと・・。
その時にファラオが言った言葉が今日の箇所です。
カナンの地にいるヤコブと家族達にとって、それまでに蓄えた財産は大切なものでした。ですから、移住するとなるとできるだけのものを持って行こうとすることは当然予想されることでした。
それを見越してファラオはこのように言ったわけです。
家財に未練を残してはならない・・。
エジプト全土の最良のものは、あなた方のものだから・・と。
ヤコブと家族は、エジプトから送られてきた贈り物を見ました。
それは、家族を乗せてくるための車、ひとりひとりに晴れ着と末っ子のベニヤミンには銀三百枚と晴れ着5着。さらに父ヤコブには、エジプトの最良のものを積んだロバ十頭、穀物とパンと、父がエジプトに行く際のための食料を積んだ雌ロバ十頭・・。(21-22節)
ヤコブはエジプトに移住した際に与えられるものの一部をここに見たんですね。
それでなんの迷いもなくエジプトに行くことができたわけです。
これって、天の御国を約束された私たちの型のように思いませんか。
私たちクリスチャンは、神から送られた救い主、イエス・キリストを見て安心し、もう地上で蓄えた財産などには未練を残すことなく、天における最良のもの・・、すなわち永遠のいのちと天の住まい、そして神の驚くべき光の中に生きる者となることが約束されているのです。(第一ペテロ2:9参照)
ファラオは、ヤコブとすべての家族を招きました。
私たちの家族も、すべての者が天に招かれているのです。
だったら私たちは家族に、「さあ旅の準備をしよう」と言わなければなりませんね。
天にあるある最良のものは、あなた方のものだから・・。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)