" 彼らは、ヨセフが話したことを残らず彼に話して聞かせた。ヨセフが自分を乗せるために送ってくれた車を見ると、父ヤコブは元気づいた。"
創世記 45章27節
ヨセフの兄弟達は、エジプトの王ファラオからの贈り物を携えて、父ヤコブのもとに帰ってきました。
兄弟達は、ヨセフがエジプト全土を支配する者となっていたという話を父ヤコブに聞かせるのですが、そんな話をヤコブは信じることができませんでした。
それでもヨセフが送ってくれた車を見て、ヤコブはようやく納得するんですね。(26節)
父ヤコブは元気付き、「十分だ。息子のヨセフがまだ生きているとは。私は死ぬ前に彼に会いに行こう。」と、その心は定まるのです。(28節)
ヤコブはヨセフに会ったわけではありませんでした。
しかし車を見て元気づいて、それが信じられないような話だけど行く事に決めたというわけです。
私たちはまだ天の御国を見たわけではありません。
しかしそこから送られてきたものを見て、それで天の御国に向けての歩み始めることを決心した者です。
送られてきた車・・それが神の御子キリストです。
エジプトから送られてきた車は、エジプトの繁栄が一目でわかるような車でした。それでヤコブは決心をすることができたのです
イエス・キリストの十字架と復活・・それは私たちのためにいのちを捨てるという神の愛と、よみがえりによる永遠のいのちを指し示すものでした。
私たちは、天の御国をまだ見ていませんが、それを確信させるものを見て、それを信じ、天の御国への歩みを踏み出したんです。
そしてその歩みを、今日も私たちは歩んでいるのです。
そのことを日々忘れないで、今日のひと時ひと時を過ごしたいものですね。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)