" 主は、彼が横切って見に来るのをご覧になった。神は柴の茂みの中から彼に「モーセ、モーセ」と呼びかけられた。彼は「はい、ここにおります」と答えた。"
出エジプト記 3章4節
モーセはミディアンの地で、しゅうとであり祭司であったイテロ(2章ではレウレル)の羊を飼っていました。
彼はその群れを荒野(あらの)の奥まで導き、「神の山ホレブ」まで来ました。
すると主の使いが芝の茂みのただ中の、燃える炎の中に現れたというのです。(1-2節)
主の使いがそこに立っているのに、その場所の芝は燃えていました。
モーセは主の使いよりも芝が燃えていて、それが燃え尽きないことに目を奪われて、そこに近づいていきます。
そこで主はモーセに声をかけられます。「モーセ、モーセ」と。
それが今日の箇所です。
モーセは、そこが神が現れている場所であるにもかかわらず、ただ興味本位にそこに近付いていったわけです。
ところが神はそれをとどめられました。
「ここに近付いてはならない。あなたの履き物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる地である」と。(5節)
はい、ここにおります・・、それは、「私は主(神)であるあなたが声をかけてくださっていることを知っています。」という意味です。
私たちは、直面している出来事の中に、神を認めず、ただ興味本位にその出来事を「知ろう」として近付くことがあります。
しかし神は、「ここに近付いてはならない」と言われることがあります。
そのとき私たちは、「はい、ここにおります」と答えることができるでしょうか。
私たちは、目の前の情景が「燃えて」いるとき、興味本位にそこに近付くのではなく、まず神の声に耳を傾けることを、ここでは教えているのではないでしょうか。
はい、ここにおります・・と。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように)