" その町で、私たちは兄弟たちを見つけ、勧められるままに彼らのところに七日間滞在した。こうして、私たちはローマにやって来た。
ローマからは、私たちのことを聞いた兄弟たちが、アピイ・フォルムとトレス・タベルネまで、私たちを迎えに来てくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し、勇気づけられた。"
使徒の働き 28章14~15節
マルタ島で冬を越していた船が、やっと運行を始めます。
百人隊長は囚人たちをその船に乗せ、船は順調に航行し、ローマから200キロあまり南にある港町プテオリで上陸した・・それが今日の箇所です。
そこにはすでに教会があったようです。彼らは「兄弟たち」を見つけました。恐らく同行していた著者のルカが見つけてきたのでしょう。
パウロがまだ行ったことのないこの地に、教会がすでにできていたのです。
しかもこのあと、ローマに向かう途中で「ローマの兄弟たち」がパウロのことを聞きつけ、迎えに来てくれたというのです。
パウロは自分が知らないところで、これほどまでに福音が広がっているのを目の当たりにしたのです。
パウロは主を見上げ、感謝をささげました。そしてそれは、自分が今まで苦難の中でしてきたことの結果でもありました。パウロが勇気づけられたことは言うまでもありません。
ところでこの町(プテオリ)に「勧められるままに」七日間滞在したとあります。
どうしてそんなことが可能だったのでしょうか。パウロは囚人です。そして他にも囚人がいたはずです。
これは書かれてはいないことですが、百人隊長も、ほかの囚人たちも、皆が主イエス・キリストを信じる者になっていた・・、そうでなければあり得ないことだと思いませんか。
これ、みんな聖霊の働きなんですね。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)