" はじめに神が天と地を創造された。"
創世記 1章1節
創世記1章1節の三回目です。
「天」ということばは、聖書ではいろいろな箇所で使われていますが、それにはいくつかの意味があります。
先ずは「神の領域」という意味での天。そして大空、さらには宇宙空間としての天。
ここで言われる「天」は、その宇宙そのものを指しているわけです。
この宇宙は、われわれ人類が未だにその端までを見ることが出来ないでいる、神秘中の神秘と言える存在です。
「地」とは、このあとの文脈を見れば、それは地球を指していることがわかります。
天と地・・それは地球とそこにある砂粒のひとつ、いやもっと小さな「ほこり」くらいの、比べることさえ馬鹿馬鹿しくなるようなスケール違いが、そこにはあるわけです。
しかもその「ほこり」というのは立派な物質であって、ほこりひとつでさえも無数の原子が組み合わさってできているわけです。さらにその原子には原子核とその周りを回る電子があるというのです。さらにその原子核は陽子と中性子とでできているという、ここにも気の遠くなるようなスケールの違いがあるのです。
ですから、たとえば中性子から見た地球・・、それが人から見た宇宙のようなものだと言っても良いのではないでしょうか。
神が造られたもののスケールとは、その様なものなんですね。
この「天と地」の創造主・・それが「神」だというのです。
聖書の神は実に怖れるべき方、全知全能の神、天地万物の創造主なんですね。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)