" 神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。"
創世記 2章7節
大地のちりとは「被造物」すなわち、地にある「物質」です。
人はそれによって形造られた・・。
ですから人が死んでしまえば「物体」が残るわけです。
神はその物体に「いのちの息を吹き込まれた」というのです。
それは、人は「神のいのちの息」によって生きているのだという意味です。
私たちは普段、自分で生きているという感覚で動いています。
しかし神がそのいのちの息を取り去られてしまうと、人は自分の意思にかかわらず死ぬんですね。
私たちは「神のいのちの息によって」今も生きている、いや、生かされているのです。
しかもその「いのちの息」は、他の動物とは異なる特別なものでした。
それは、神のかたちをした「いのち」です。
「神は人をご自身のかたちに造られた」(1:26-27)
それは物質としての似姿ではなく、心が伴ういのちです。
そしてそれは、神と交わり、神のうちにある栄光を見、その栄光を内にいただくことのできる「いのち」なのです。
ですから人が「心」をもって行うことのできる究極的な行動・・それは神への賛美なんですね。
神を賛美する特権、それは神からの最高の贈り物なのです。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)