" 神である主は東の方のエデンに園を設け、そこにご自分が形造った人を置かれた。"
創世記 2章8節
いよいよ「エデンの園」の登場です。
東の方のエデン・・、ということは、基準となる場所がエデンの西の方だということです。
このあとの11〜14節には、エデンの園から湧き水が出て、四つの川となったと記されています。
その川の中の二つ、それは今でも私たちがよく知っている「チグリス・ユーフラテス川」です。
このふたつの川は、現在のイラクを流れる川で、このふたつの川が最も接近しているのが首都のバクダッド付近です。
ということは四つの川の源流となったエデンの園というのはバグダッド付近のあたりか?・・と、これは素人(私)の推測ですが。
そしてこの位置を「東」と言っているということは、話の中心はそこからまっすぐ西に延びた地点にあるということになるわけですが、その先には地中海東岸、レバノン、そしてイスラエルがあるのです。
なぜかこの話・・、エデンの園が中心としては描かれていないのです。
聖書の話の中心は、最初から最後までエルサレムです。
終わりの時・・地を支配していた悪魔とそれに属する者とが火の池に投げ込まれるときの舞台も「愛された都」エルサレムなんです。(黙示録20:9-10)
そして人類の物語はそこから遙か東にある「エデンの園」から始まり、それはエルサレムに直結しているということが、この一言の中に暗示されているわけです。
神である主は東の方のエデンに園を設け・・と。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)