" 父イサクは彼に答えた。「見よ。おまえの住む所には地の肥沃がなく、上から天の露もない。
おまえは自分の剣によって生き、自分の弟に仕えることになる。しかし、おまえが奮い立つなら、おまえは自分の首から彼のくびきを解き捨てるだろう。」"
創世記 27章39~40節 前回と同じ箇所です。
この同じ箇所を「預言」として見るとき、そこには驚くほど正確な未来が語られていることがわかります。
それはこの時から更に1000年後のことです。
ヤコブの子孫すなわちイスラエル王国は栄華を極め、約束の地を支配し、そして周辺国も支配していました。
その中のひとつに「エドム」という国があります。このエドムこそがエサウの子孫なんですね。兄が弟に仕えるとは、このことだったわけです。
そしてこのエドムという国は死海南東の、肥沃ではない、どちらかというと山岳地帯で、荒野の続きのような地域でした。
おまえの住むところには地の肥沃がなく、上から天の露もない・・というこのイサクのことばの通りです。
そして「しかし、おまえが奮い立つなら・・」とあります。
それはイスラエルの王国が南北に分裂してから、約100年後に起こりました。
エドムは南ユダ王国に背き、自分たちの上に王を立てたのです。すなわち「奮い立った」のです。
そこに戦いはありましたが、結局「エドムは背いてユダの支配から脱した。今日もそうである。」(列王記第二 8:22)
こうしてエドムはイスラエルのくびきを解き捨てたわけです。
このイサクの預言は、未来をそのまま語ったものだったんですね。
聖書の神は、これから後に起こることを正確に語られるお方なのです。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)