" ヤコブは、キルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンのマムレにいる父イサクのところに着いた。そこは、アブラハムとイサクがかつて寄留していたところである。"
創世記 35章27節
ヤコブはやっと父イサクのもとに帰ってきました。
ベテルで神の祝福の言葉を受けてからここに帰るまでには、ラケルがヤコブの十二人目の子ベニヤミンを産んで亡くなり葬られたこと(16-20節)、そしてもう一つは長男のルベンが父の側女(そばめ)ビルハと寝たことをイスラエル(ヤコブ)は聞いた(21.22節)・・という出来事などが記されています。
そして父イサクが死に、ヤコブは父を兄のエサウとともに葬ったというところで35章が終わります。
そしていよいよヤコブの世代、すなわちイスラエルの時代の始まりです。
しかしヤコブは大いなる祝福の約束をいただいた者ではありましたが、このあともその生涯は波乱に満ちていました。
ヤコブは最後には、エジプトの王に次ぐ権力者となった息子ヨセフの手でミイラとされて、祖父アブラハムとサラが葬られている墓地で盛大な葬儀が行われ、そこに葬られるのですが、そこに行き着くまでの生涯は辛いことの連続だったのです。
しかしその全ての出来事が、エジプトで栄えるイスラエル民族というところに繋がっているんですね。
私たちはこのあと、ヤコブの上に起きるとんでもない出来事の中に、神の御手があることを見ていくことになります。
私たちもこのことを通して、たとえ地上の生涯がどのようなものであったとしても、主が約束された祝福は永遠に変わらないことを、しっかりと覚えて歩んでいきたいものです。
ハレルヤ! (主の御名をほめたたえます)