"するとヤコブは言った。「この子は、おまえたちと一緒には行かせない。この子の兄は死んで、この子だけが残っているのだから。道中で、もし彼にわざわいが降りかかれば、おまえたちは、この白髪頭の私を、悲しみながらよみに下らせることになるのだ。」"
創世記 42章38節
9人のヤコブの子たちは、次男のシメオンをヨセフのもとに囚人として残し、末の弟ベニヤミンを必ずヨセフのもとに連れてくると約束して、エジプトをあとにします。
ヨセフは彼らの旅のための食糧も用意させて、彼らをカナンの地に帰しました。(25-35節)
彼らは帰って、父ヤコブにすべてのことを報告するのですが、ヤコブは一番可愛がっているベニヤミンをエジプトに連れて行くなど、決して承服できることではないと言ってそれを許しませんでした。(38節)
帰ってきた兄弟たちにとってみれば、完全に八方塞がりです。
エジプトに残してきたシメオンは諦めなければならなくなるし、もう二度とエジプトに食糧を買いに行くこともできない・・。
しかし次の扉は意外な時に開きました。
それは、再び食糧が尽きた・・そのときでした。
父ヤコブは子たちに、再びエジプトに行って食糧を買い求めるように言います。
それでやっと、ベニヤミンを連れて行くということについて、子たちは父を説得し、ベニヤミンを連れていくことになったのです。
希望が絶えたこの重苦しい時間・・そこには二つの道があります。
それを絶望の時間とするか、それとも、主は必ず良きことをしてくださる方であるという信仰を捨てず、感謝をする時間とするか・・です。
あなたはどちらの道を選びますか。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)