" わたしはその日、わたしの民がとどまっているゴシェンの地を特別に扱い、そこにはアブの群れがいないようにする。こうしてあなたは、わたしがその地のただ中にあって主であることを知る。
わたしは、わたしの民をあなたの民と区別して、贖(あがな)いをする。明日、このしるしが起こる。』」"
出エジプト記 8章22~23節
四番目の奇跡はエジプトの地がアブの群れで満ちるというものでした。
アブに噛まれると二三日後には、激しい痛みを伴います。
ブヨは体長数ミリですが、アブは大型のハエといった感じです。
これが全土を覆うというわけです。
しかし主は、イスラエルの民がいるゴシェンの地だけを特別扱いをすると言われたのです。これが今日の箇所です。
そしてこのことは、十番目の奇跡に至るまで続くのです。
ここで主が言われている
「わたしの民をあなたの民と区別して、贖いをする」
「こうしてあなた(わたしを信じない者=ファラオ)は、わたしがその地のただ中にあって主であることを知る」・・。
それは実は「終わりの時」に起きることとして黙示録に記されていること、そのまんまなんですね。
終わりの時に際してイエス様の救いを信じて神のもとに帰ったクリスチャン・・それが「わたしの民」です。
そして最終的には、この民を永遠の滅びから救い出し、天の御国の民としてご自分のものにする・・、それが「贖う」ということの意味です。
しかも、頑なに神を拒み続けた民は、この終わりの時の最後になって、本当にこの方こそまことの神であったということを知る・・というのです。
今日の主のことば、そのままなのです。
アブの群れは、ファラオの家とその家臣の家、またエジプト全土に満ち、その地は荒れ果てましたが、ゴシェンの地だけは全くの無傷でした。(24節)
これは終わりの時の「型」だというわけです。
これから後に起きることに対する警告が、ここにすでに書かれているのです。
神である主は「ご自分の民」を罪の世界から救い出し、約束の地に導き入れる・・そのことを知らせるために聖書が与えられているのです。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)