" 見よ、主の手が、野にいるあなたの家畜、馬、ろば、らくだ、牛、羊の上に下り、非常に重い疫病が起こる。
しかし、主はイスラエルの家畜とエジプトの家畜を区別するので、イスラエルの子らの家畜は一頭も死なない。』」"
出エジプト記 9章3~4節
ファラオはアブの大群にほとほと悩まされ、とうとう降参し、私のために祈ってくれとモーセに言います。
そしてモーセは祈り、アブの大群は一匹もいなくなったのに、主が言われた通り、ファラオはまたもや心を硬くして、民を行かせることはしませんでした。
そして五番目の奇跡です。
それはエジプトのすべての家畜の上に「非常に重い疫病」が起こるというものでした。
今日の箇所は、主がそれを予告して言われたことばです。
主はアブの奇跡の時に続いて、この疫病もイスラエルの子らの家畜には何の影響もないと言われました。そしてその通りになります。(6節)
イスラエルの民は、神である主が自分たちを特別に扱われていることを目(ま)の当たりにします。
そしてそれが最後の奇跡まで続き、その極めつけがあの紅海の水が分かれて、イスラエルの民はそこを行き、後から入ってきたエジプト軍は、水が元に戻って彼らをすべて飲み込んでしまう、という出来事でした。
その後イスラエルの民は、荒野の旅に出て様々な壁にぶち当たります。
しかし、彼らは神である主が自分たちを特別に扱われ、守ってくださることを知っていたので、その信仰は少しも揺らぐことはありませんでした・・、と行きたいところですよね。
ところが、彼らはこのすべての主のみわざを忘れて、荒野で主に対する不平を言い始めるのです。
前回のタイトルは「学習しない人」でしたが、このイスラエルの民もファラオと同様、学習しない民だったんですね。
主はまことの神であり、私たちの叫びをご存じであり、私たちの盾となり、岩となってくださるお方なのです。
その主が私たちを、決して見放さず見捨てないと言われて、私たちに伴ってくださるのです。
私たちが忘れてならないのは、そのことなんですね。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)