" ファラオの家臣のうちで主のことばを恐れた者は、しもべたちと家畜を家に避難させた。
しかし、主のことばを心に留めなかった者は、しもべたちと家畜をそのまま野に残しておいた。"
出エジプト記 9章20~21節
七番目の奇跡・・それは「雹(ひょう)」でした。
それもただの雹ではなく、火が雹の中をひらめき渡ったというのです。
それは稲光の真っ只中に立たされ、そこに非常に激しい雹が降ってくるという、恐ろしい光景でした。
この雹によって家畜は死に、木も打ち砕いたとあります。(23-25節)
ところで、神はこの警告をファラオとその民に与えたとき、家畜と野にいるすべての者を避難させよと言われているんですね。
しかし民の反応は、二つに分かれました。それが今日の箇所です。
この両者の違い・・、それは「主のことばを恐れた者」と「主のことばを心に留めなかった者」です。
主のことばを恐れた者は言われた通りに、しもべたちも家畜も家に避難させました。一方、「主のことばを心に留めなかった者」がいたというのです。
そして主が言われたとおり、野に残されて家に連れ戻されなかった人や家畜は、みな雹に打たれて死にました。
ここにも聖書全体が言おうとしていることの小さな「型」が見られます。
聖書は警告しているのです。
今あなたを愛する父なる神のもとに立ち返りなさい・・。
神は御子キリストによってあなたが立ち返る道備えをされたのだから、それを受け取りなさい・・。
さもなければあなたは苦しみの中で滅びることになる・・と。
エジプトの民は、それがどんな人であるかということには関係なく、ただ主を恐れ、主の言葉に聞き従った者が守られたのです。
この二つの道・・それは資格とか運命とかによって決まることではなく、あなたが自分で決めることなのです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように)