" いなごが地の面をおおい、〜 あなたの家とすべての家臣の家、および全エジプトの家に満ちる。これは、あなたの先祖も、またその先祖も、彼らがこの土地にあった日から今日に至るまで、見たことがないものである。』」こうして彼は身を翻してファラオのもとから出て行った。"
出エジプト記 10章5~6節
モーセとアロンは心を頑なにしたファラオのところに再び出かけていって、主によって告げられた8番目の奇跡について警告します。
それはいなごが地の表を覆い、先の雹(ひょう )の害を免れた穀物や野に生えている木もみな食い尽くす。そしてそのいなごは全エジプトの家に満ちる・・というものでした。
そしてその様は「あなたの先祖も、またその先祖も、彼らがこの土地にあった日から今日に至るまで、見たことがないものである」というのです。
このことば・・、なんだか今の私たちには聞き慣れたことばのような気がしませんか。
今のこの地球は温暖化ならぬ、沸騰化しているということばまで使われ始めました。
現に日本に限らず、様々な災害が起きたときに、その土地のお年寄りがテレビに出てきて、こんなのは自分が生まれてから今まで見たことがないと言っている・・、そんなニュースが日常的になってきているような気がします。
エジプトを脱出して約束の地カナンに入るこの出来事・・、神の十の奇跡、そしてその後の出エジプトの際に紅海の水が分かれたという出来事・・それらはみな、「今までに見たこともなかったようなこと」だったわけです。
イエス様は言われました。
"いちじくの木から教訓を学びなさい。枝が柔らかになって葉が出て来ると、夏が近いことが分かります。" (マタイ24:32)
今はまさにこの「夏」すなわち「終わりの時」を目前にして、「葉が出てくる」すなわちその前兆を見せられている、まさにそのときなのではないでしょうか。
今はもはや、世のことに心を奪われているときではない、身を引き締めて主に近付いて歩むことに専念するときであるという警告のように感じるのは、私だけでしょうか。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)