
芝居「ジャズ幽霊さん」が無事終了。ご好評を頂き、ああやって良かったと、ちょっと気が抜けたとたん風邪引きに突入。ああ情けない。
今回の芝居はサントリーホールの記念イベントで一日二回公演で終わってしまうと言うもの。いくら一日とはいえ、準備は普通の芝居のようにしっかりかかる。ああ本当に勿体ない。稽古を重ねるにつれだんだんとスピードも出てくる、今まで気がつかなかったところの意味が分かったり。キャスト全員でこの全3幕の芝居を作り上げる・・それはよく考えればバンドも同じなのだが、ジャズとはかなり違う。ジャズは何が出てきても良い、、芝居も本当はそうなんだろうけど、先ずは台本の解釈ができているか否かにかかってくる。それはきっとクラシックと似ているのかも知れない。とにかく私にとっては音楽をやっている時とは全く違う高揚感の中で過ごした一ヶ月だった。稽古が始まり、ああこんな大変なこと、、やはり自分はできないなと思ったことが三回くらいあった。それで今、もう一度やりたいと思っている自分が、ちょっとおかしいのか、芝居の魅力にとりつかれてしまったのか。兎にも角にも黒鯛公演/第8回目、、皆さまの応援を頂きながら、大盛況のうちに無事終了しました事をここにご報告させて頂きます。
さてドラマー市原康、今月はアルバムのレコーディングが二つ。一つはジャズボーカルの大ベテラン、山岡未樹さんのアルバム。前田憲男さんのアレンジでフルバンドものから小編成のものまで、色々ある予定。そしてもう一つは岩渕まこと、久々のニューアルバム。タイトルは・・びっくりするから内緒。こちらはじっくり時間をかけた「バンドもの」のレコーディングなので、若い頃のレコーディングを偲びつつということになるでしょうか。レコーディングメンバーはお馴染みペトラストリートです。
そして8月のライブ、7月に引き続き少なめでまとめてみました。(不本意) 先ずは8/9日(火)、これは全くどうなるか市原も見当がつかないライブで、と申しますのは、この日の主役は神戸俊平さんといって、かつて五木寛之の『青年は荒野をめざす』が流行った時代に、横浜から船でナホトカ→シベリア鉄道でヨーロッパに渡り、アフリカのガーナ大学を出て獣医になり、現地で活躍しているという方。そして、現在は日本に帰国していて、福島における被爆した動物の調査活動に携わっているそうで、私も初対面。獣医活動の傍らアフリカの楽器カリンバを奏で、ガーナで出あった渡辺貞夫仕込みのアルト・サックスを吹くという方。そしてこのライブでは恐らく・・福島での調査活動の報告などもあるのではないかと思われます。興味のある方はどうぞお出かけください。新大久保「大久保水族館」。そして21日(日)、このところ市原はスケジュールが合わなくてできなかった大久保ユニットのライブ。今回もベースの伊藤さんと三人で、ミュージシャン達が集まるライブ・・になるのが通例。自由が丘「マルディグラ」。そして30日(火)はお馴染み前田憲男/ウインドブレーカーズ、銀座スゥイングです。
ということで、8月もどうぞよろしく、応援をお願い申し上げます。
写真は芝居「ジャズ幽霊さん」の舞台
ライブの場所や時間などの詳しい情報はホームページをご覧ください。