" わたしはファラオの心を頑なにするので、ファラオは彼らの後を追う。しかし、わたしはファラオとその全軍勢によって栄光を現す。こうしてエジプトは、わたしが主であることを知る。」イスラエルの子らはそのとおりにした。"
出エジプト記 14章4節
主はモーセに告げられました。
引き返して、海辺に向かって宿営せよ・・と。(2節)
そしてファラオが追ってくるからねと、主は言われるのです。
それが今日の箇所です。
二百万の民が海辺に向かって宿営するとは、その追っ手に背を向けて、さらに目の前は海だということです。
それはいわば八方塞がりの状態ですが、イスラエルの子らはその通りにした・・とあります。
彼らは出発してまだ数日・・。ただひたすら自分たちを導く雲を見てそれについて行ったわけです。
しかし突然引き返し、宿営したと思ったら、目の前は海だったというのです。
民の心はどれほど不安に襲われたことでしょうか。
しかし主がモーセに言われたことは、その時「わたしはファラオとその全軍勢によって栄光を現す」ということでした。
それは、ご自分が全能のまことの神であることを、エジプトにも知らしめようとされているという意味です。
天地万物は、主が造られました。
そしてこの世は主がお造りになられ、今もサタンが暗躍することを許されています。
そして聖書に記されている終わりのときの筋書きは、神である主がご自身を明確に現され、神の民を滅びから救い出すというものです。
その終わりのときに、主はこの方に背を向けるすべての者たちにも、ご自身をはっきり現されると、聖書は言っているんですね。
まことの神である主は、人々にご自身を現すお方なのです。
その第一弾が、御子イエス・キリストのマリヤからの誕生、そして第二弾が終わりの時のイエス・キリストの再臨なのです。
結局このあとにおきる紅海での出来事も、この終わりの時の「型」なんですね。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)