" ミリアムは人々に応えて歌った。「主に向かって歌え。主はご威光を極みまで現され、馬と乗り手を海の中に投げ込まれた。」"
出エジプト記 15章21節
イスラエルの民がみな海から上がったとき、追っ手は海の中に沈み、民は完全にその追っ手から解放されました。
そしてモーセとイスラエルの子らは主への賛美の歌を歌いました。(1-18節)
その時アロンの姉ミリアムという女預言者とそれに従う女たちがタンバリンを持ち、踊りながら出てきて人々の前で歌った・・。(20節)
モーセの一族であるレビ族は、後に礼拝を司る祭司の一族となるわけですが、このときすでに預言という賜物がミリアムに与えられていたんですね。
アロンはモーセの兄ですから、ミリアムはモーセの姉ということになります。
このミリアムこそ、ファラオがイスラエルに生まれる男子はすべてナイル川に投げ込んで殺すように命じたときに、生まれたばかりのモーセをパピルスのかごに入れてファラオの娘の目に止まるようににした、(2章1-10節) あの姉なのだと一般的には考えられていますが、残念ながらそれが明記されている箇所はありません。
女預言者ミリアムは歌いました。
主に向かって歌え・・。
私たちが礼拝にて歌う賛美歌・・それは、主に向かって歌うんですね。
ただ歌を歌うのではなくて、主に向けて賛美のことばを発するのです。
主はご威光を極みまで現され、馬と乗り手を海の中に投げ込まれた・・。
まさしくこの出エジプトの出来事は、聖書に記されている人類史上、主の御力が表された出来事の中で、最大とも言える神の奇跡です。
出エジプト・・それは私たちの救いの「型」であると、何度も書いてきましたが、私たちがこの世から救い出されて神のものとされたという、クリスチャンそれぞれのうちに起きたこの出来事、そしてそれが御子イエス・キリストによって成し遂げられたという出来事こそが、人類史上最大の神の威光が表された出来事なんですね。
ですから、私たちは、今の自分がどこから切り出されて、どのような者になったのかということを、主の前に出たとき、すなわち礼拝をするときには、心から力一杯賛美の歌をささげなければならないのです。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)