" モーセが主に叫ぶと、主は彼に一本の木を示された。彼がそれを水の中に投げ込むと、水は甘くなった。主はそこで彼に掟(おきて)と定めを授け、そこで彼を試み、
そして言われた。「もし、あなたの神、主の御声にあなたが確かに聞き従い、主の目にかなうことを行い、また、その命令に耳を傾け、その掟をことごとく守るなら、わたしがエジプトで下したような病気は何一つあなたの上に下さない。わたしは主、あなたを癒やす者だからである。」"
出エジプト記 15章25~26節
前回と同じところから始まり、さらにその先までが今日の箇所です。
主はモーセに、苦い水を甘くするという奇跡を見せられ、あなた方に紅海を渡らせたわたしは今もあなたとともにいるのだということを、ここでもう一度覚えさせ、その上で掟と定めを授けられたというのです
もし、あなたの神、主のみ声にあなたが確かに聞き従い・・・それは、主から語られたら確実に従うということです。
主の目にかなうことを行い・・・それは、主が喜ばれることを基準にしていつも行動するということです。
主の命令に耳を傾け・・・それは、自分の心の願いと主の命令の両方を目の前にするとき、主の命令の方に耳を傾けるということです。
その掟をことごとく守る・・それは、主とともにあることをいつも喜ぶということに他なりません。
そうすればわたしがエジプトで下したような病気は何一つあなたの上に下さない・・・。
エジプトで下したような病気とは、心を頑なにする者に対して神が下された疫病のことでしょうか。そのようなことは決して起こらないという神の約束です。
主に従い、主と心を一つにし、主の御思いをいつも選び取るとき、わたしはあなたを癒やすと、主は言われたのです。
癒やす者である・・それは「癒やすことができる者」というより、癒やすことを目的としてあなたとともにいる者だということを、主は語られているのではないでしょうか。
あのシナイ山にて示された十戒の、まずは基本的な祝福の型を、主はさっそくここで示されたというわけです。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)