" さて、アマレクが来て、レフィディムでイスラエルと戦った。
モーセはヨシュアに言った。「男たちを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。私は明日、神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」
ヨシュアはモーセが言ったとおりにして、アマレクと戦った。モーセとアロンとフルは丘の頂に登った。"
出エジプト記 17章8~10節
ホレブの岩から水を得た民は、その場所で自分たちに攻撃を仕掛けてくる勢力に出会います。
アマレク・・それはこの地域に出没した一大勢力を持つ遊牧民族です。
水を得て安堵したと思ったら、今度は外敵が攻めてくる・・。
これも約束の地への歩み、すなわち信仰生活の「型」なのかもしれませんね。
このときモーセは、ヨシュアというひとりの人物を選びました。
このヨシュアはあのエジプトに於いて王に次ぐ権力者となったヨセフの子、エフライムの族長の子孫です。
このヨシュアこそが、後にモーセの役割を引き継いでイスラエルの民を約束の地カナンに導いた人物です。
しかも、新約聖書に記されているこのヨシュアという名の原語は「イエス」なんですね。
イエス・・それは一般的な人名であると同時に、「主は救い」という意味の名でもあります。
ですからこのヨシュアこそが、私たちを約束の地、天の御国に導き入れてくださるイエス・キリストの型であるということがわかります。
そしてこのヨシュアは、約束の地に入る40年も前から、いやそれ以前から、しっかりと選ばれていたんですね。
このことを知るとき、実は私たちクリスチャンのひとりひとりのことも、主は私たちが神を思う遙か以前からご存じで、そして後に起こるすべてのことも、主はすでに見ておられるということを思わされます。
この主の御目の内に、今日も、今も、私たちは生かされているのです。
この主と一つ思いで歩む・・それこそが最強の道なんですね。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)