" ヨシュアは、アマレクとその民を剣の刃で討ち破った。
主はモーセに言われた。「このことを記録として文書に書き記し、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去る。」"
出エジプト記 17章13~14節
ヨシュアは、アマレクを撃退しました。
しかしアマレクはこの時点で、完全に消滅したわけではありませんでした。
そしてこのときから約二年、約束の地に偵察に出たイスラエルの目の前に立ちはだかったのもこのアマレクでした。
イスラエルの民は恐れ、この地に攻め上れという主のことばに逆らったことで、この旅は四十年もの長い期間に引き延ばされてしまいます。
そして四十年経ってこの民を率いてカナンの地に入っていったのが、このヨシュアです。
そしてこのときにも、一番の勢力を誇っていたのは、このアマレクでした。
ですから主は、この記録をヨシュアに読んで聞かせよ・・と言われたのではないでしょうか。
ヨシュア率いるイスラエルはカナンの地に入ってそこを占領するわけですが、それでもまだアマレクは滅ぼし尽くされませんでした。
そしてさらに百年、カナンの地にてアマレクとの戦いは続き、結局このアマレクを徹底的に屈服させたのは、ダビデ王でした。
このとき初めて、主が言われた「アマレクの記憶を天の下から完全に消し去る。」というこのことばは実現したのです。
イエス様の弟子たちは、イエス様が天に上った後、再び来られるのを今か今かと待っていました。
ところがこのイエス様が再び来られるという約束も、そのときからすでに二千年という年月が流れてしまいました。
しかし聖書には、イエス・キリストが再び来られることが明確に、しかも数え切れないほどの箇所で語られています。
ですから私たちも、この主の約束を忘れてはいけないのです。
私たちは「主の再臨の日」は近いという思いをもって、今日を過ごすべきなのです。
主が約束されたことは必ず実現するのです。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)