“ 〜 今、もしあなたがたが確かにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るなら、あなたがたはあらゆる民族の中にあって、わたしの宝となる。全世界はわたしのものであるから。
あなたがたは、わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。』これが、イスラエルの子らにあなたが語るべきことばである。」"
出エジプト記 19章5~6節
モーセがシナイの山に入っていったとき、主の声がモーセに臨みました。
それが前回の箇所で、今日の5-6節はその主のことばの続きです。
わたしの契約を守るなら・・。その契約とは、「確かにわたしの声に聞き従うなら、あなた方はあらゆる民族の中にあって、わたしの宝となる」というものでした。
それはこのイスラエルの民が世界中の民族の中で、神の栄光をあらわす特別な民族になるという意味です。
そして主は、全世界はわたしのものである「から」と言われています。
それは全世界の人々は「わたしのもの」で、イスラエルの民はその人々のために存在するのだという意味に他なりません。
そしてこのイスラエルの民は、「祭司の王国、聖なる国民となる」というのです。
しかしこのイスラエルの民の実際の歴史は、神との契約を守り通すことができず、AD70年には完全に壊滅して世界中に散らされてしまうのです。
そして現代にあっても、イスラエルの民すなわちユダヤ人は、今もってこの民が全世界の民のための「祭司の王国」とか「聖なる国民」であるという気配はどこにもありません。
でも聖書をすべて読み、神の全体のご計画を知るとき、それは世の終わりに続いて出現する「千年王国」のことであることがわかります。
それはイスラエルの特別な民と、イエス・キリストにあって復活したすべての者とによって治められる、イエス・キリストを王とする国です。
今の世界情勢を見るとき、まさにその時が近いことが肌で感じられるようになってきました。
このシナイで最初に語られた神の契約・・それは、私たちに直接関係のあることなんですね。
私たちは腰の帯を引き締めて、この神の契約が成就するのを待ち望む・・、今がその時なのです。
ハレルヤ!(主の御名をほめたたえます)