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ドラマー市原康のなんじゃもんじゃ

ライブのご案内/キリスト教談義を中心にお届けしています
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 京大助教の小出裕章は高校の同期で、しかも同じクラブの部長だった。それでというわけではないが原発関連の彼の本を読む機会が何かとある。1ページ読むごとに「なにそれ?」と、腹を立てるのにも疲れてくる。それでも先日読んだところでひとつ、これは皆さんにも問うてみたいことがあるので、ここに書いて見ようと思った。「暫定基準値」の問題。
 国は食べても良い食料として1Kgにつき500ベクレルという放射能の「暫定基準値」を設けました。それ以下なら食べても大丈夫という意味で。そして昨年7月に暫定基準値を大幅に超える放射性セシウムが牛肉から検出され、国は福島県の牛肉を出荷停止にしました。国は自らこの基準値を設けたわけですから、これ以上のものは出荷停止にすると宣言しているわけです。例えば501ベクレル検出されたら食べてはいけない。当然生産者は死活問題になる。でもそれよりも2ベクレル低い499ベクレル検出された場合は「安全な食品」として店頭に出回り、私たちはそれを全く知らないで食べることになる。生産者が首をくくらなければならないようなものとほぼ同じものが「安全」として出荷される。この暫定基準値という線引きには一体どういう意味があるのだろうか。
 小出はこんな提案をしています。食料にも○○禁というのを付ければよい。映画に18禁というのがあるが、それは18歳未満は観てはいけない。食料も60禁から50.40.30.20.10禁と区別して、60禁ならばこどもはもちろん60歳になろうとしている人も食べてはいけない。10禁だったらとにかく子どもには食べさせないようにして、大人は食べる。年寄りはガンになる可能性は低いので、ある程度のものなら食べて産地を応援しようと・・。ただ、食料にはその正確な情報を記すべきだと・・。
 上記の文を小出にチェックしてもらったところ、今年の4月からこの暫定基準値は使われなくなり、現在は米を含めた一般的な食品に対する汚染基準値は100ベクレル/Kgとなっているとのこと。福島の事故以前の米には0.1ベクレル/Kg程度のセシウムが含まれていたというから、現在はその1000倍の汚染を野放しにするということになる。そして市原が言うように99ベクレル/Kgの米はそのまま流通することになる。線引き自体に意味がないと俺は思う。何より大切なことは、どの食べ物がどれだけ汚れているか正確に表示、一人ひとりが自分の判断で選べるようになることだと思う。・・・という返事が返ってきた。
 国が正確な情報を提供しようとしていないという印象を国民が持ったら、両者の溝は深まるしかない。大体現在100ベクレル/Kgが基準なのだとしたら、ついこの前までは現在の基準値の5倍に近い(例えば499ベクレル)の汚染食料を我々は「安全な食料」として食べていたということになる。そもそも暫定基準値にはどういう意味があるのか。食料の汚染度が軽いものから大きいものまで混在してしまっている中、何とか形を付けてキリのいいところで流通させてしまおうという意図か。もともと上記のような無理があることを承知でそれをするというのは、とにかく経済的に世の中が回り始めないとまずい。正確な情報を流せば人々は汚染度0の食料に群がるようになることは目に見えているから、多少の汚染食料は知らないうちに食べさせてしまうしかないと・・、そんなところなのか。勿論そんなこと言葉に出しては言わないが、やっていること自体はそう言っている。汚染度には敏感に反応するであろう群集のことを考えると、これは難しい問題だなと思わされる。例えば瓦礫を拒否する自治体。一方で原発を受け入れるしかないと判断する町がある。でも瓦礫を拒否する人々と大飯町の住人の性質が違うわけではない。これはどうも突き詰めれば「人間の問題」ということになりそうだ。そう、エゴの問題。
 このエゴというのは世の中にあるすべてのトラブルに共通の要因のような気がする。エゴの問題との闘いとなると、僕などは神の領域の話になってしまうが、いわゆる「宗教」は残念ながらエゴには勝ってこなかった。今も勝っていないし、むしろむき出し状態と言える。ただ歴史的に偉業を成し遂げた多くの人物の事例は個人的な「信仰」による場合が多いような気がする。キリストへの信仰となるといくらでも思い出せるが、そればかりではない。皆ひとつの信仰とも言える信念を持って生涯を貫いている。彼らは人のエゴに勝った人達と言えよう。小出という男にもそれに近い「信仰」のような信念を感じる。その闘いは金を浪費し毒を貯め込む原発の問題に潜むエゴとの闘い。・・ここまで書いて敵の正体が見えてきたような気がする。

 6月のライブ、少ないです。この歳で他の仕事と合わせると週に一回くらいはライブをやりたいですね。今月も皆様のお越しをお待ちしています。
 告知が遅くなったことをお詫びいたします。8日(金)、金城寛文5/菊川な~じゅ。そして珍しいライブ。作曲家,村井邦彦ライブパーティー featuring 槇みちる。シニア世代なら知らない人はいない、この方のライブ。申し訳ありませんがすでにチケットは売り切れとのこと。告知が遅くて済みません。そして28日(木)、大久保明セッション。ミュージシャン達のたまり場になるこのライブ、いろいろなゲストが登場する可能性あり。自由が丘マルディグラ。
 詳細は市原のホームページ/Liveのページをご覧ください。

 ということで、今月もどうぞよろしくお願い致します。


 
2012.06.03.Sun 00:59 | 音楽 | trackback(0) | comment(1)
PROFILE

いっちー
ドラマー市原康です。
TRIO'のこと、
ライブスケジュール
そしてキリスト教談義・・
・・再開です。
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