FC2ブログ
FC2Blog | RSS1.0 | ログイン | 投稿 

ドラマー市原康のなんじゃもんじゃ

ライブのご案内/キリスト教談義を中心にお届けしています
   1604.jpg


第一回 「あんなことした人が、どうしてクリスチャンなの?」 2016年4月

 世の中の人は、「クリスチャン」に対して、おおむね良い印象を持っているようです。中にはひどい人もいるけどね・・と。それは自分を犠牲にして貧しい人や弱い人のために生涯、時間を捧げて死んでいく人が歴史上も数多くいるからでしょうか。マザー・テレサのように知らない人はいないくらい有名な人から、人知れずそのような生涯を送り、人知れずこの世を去って行く人も数えきれないほど多くいるのではないかと思います。宮沢賢治の有名な「アメニモマケズ」という詩があります。
  
  雨にも負けず
  風にも負けず
  雪にも夏の暑さにも負けぬ
  丈夫なからだをもち
  慾はなく
  決して怒らず
  いつも静かに笑っている
  一日に玄米四合と
  味噌と少しの野菜を食べ
  あらゆることを
  自分を勘定に入れずに
  よく見聞きし分かり
  そして忘れず

   野原の松の林の陰の
  小さな萱ぶきの小屋にいて
  東に病気の子供あれば
  行って看病してやり
  西に疲れた母あれば
  行ってその稲の束を負い
  南に死にそうな人あれば
  行ってこわがらなくてもいいといい
  北に喧嘩や訴訟があれば
  つまらないからやめろといい
  日照りの時は涙を流し
  寒さの夏はおろおろ歩き
  みんなにでくのぼーと呼ばれ
  褒められもせず
  苦にもされず
  そういうものに
  わたしはなりたい 

 宮沢賢治は「そういうものに、わたしはなりたい」と言ったのです。この「そういう者」には実在のモデルがありました。1887年に岩手県花巻でお寺の三男に産まれた斉藤宗次郎という人物。この人は内村鑑三の影響を受けて聖書を読むようになりクリスチャンになりました。ヤソ、国賊と言われ、石を投げられ、親にも勘当された人物・・これがこの宮沢賢治の詩の中に登場する人物「こういうもの」です。このように現代の人からは名前すら知られていない人でも多くの人を感動させ、自らがキリストのように死んだ者となり、そこに大きな偉業を成し遂げた人物・・。それは歴史の中で数えきれないほどいるようです。日本人で誰もが知っているような人物は他にもいないかなとちょっと調べただけで、野口英世、滝廉太郎、杉原千畝、賀川豊彦、、、おもしろそうな人がたくさんいそうです。

 さて、本題はここからです。世間一般の人はクリスチャンに対してあるイメージを持っています。「敬虔なクリスチャン」という言葉から思い起こされるイメージは「聖い」「汚れのない」「悪からは全く遠ざかっている」「この世の遊興などとは縁のない」・・といったイメージで、もしそのようなイメージに合わなかったら途端に「クリスチャンのくせに」などと言う厳しいことばが飛んでくる。そして一方で、自分はそんな堅苦しい生活はまっぴらごめんだ・・あるいは、自分にはそんな風にはなりたいとも思わず、出来るとも思っていない。
 日本のクリスチャン人口は1%にも満たないと言われています。要するに99%以上の人がクリスチャンではないのです。これは欧米その他、イスラム圏以外の国では考えられないほどの低い数字です。そういうほとんどの人たちがクリスチャンという存在に対して、以上のような見方をしている。あるいは、あんなことをしているひとがどうしてクリスチャンなの・・と言った見方さえする。また、聖書に対して学者的な知識は持っているもののクリスチャンではないという人も大勢いる。この人たちが全く知らないこと・・それをここに書きたいと思います。

 クリスチャンというのは・・・、自分の愚かさ、弱さ、無力さ、自己中心、横柄さ、高慢さ、陰険さ、悪辣さ・・書いていけば切りがない、世の一般の人がクリスチャンに対して持っているイメージとはおよそかけ離れた自分の中にある本質を思い知った人、気がついた人・・そういう人がなるものです。あるいは、クリスチャンになってから自分がそのような愚かな者であることを信仰生活を重ねるほどに思い知る。それがクリスチャンという人間の共通した特徴です。およそ、世間一般の人がイメージするクリスチャン像とはかけ離れた者であることを自分の中に見ている・・そういう人です。そしてあの偉大な人たちも、例外ではないのです。例外と言うよりも、あの人たちは自分の中にある「聖さとはおよそかけ離れた心の実態」を人一倍知った人たちなのです。要するに、神の前に完全に降参した人たち・・。これがあの偉人たちの本当の姿なのです。自分に降参して、神に完全に明け渡した人、、だからこそあの偉大な業を行うことが出来た・・。それは絶え間ない努力や修行や行いによって自分を高めてきたのではなく、良いものが何ひとつないような自分のために与えられた「救い」を受け取ったから出来たのです。これがクリスチャンの本質です。この救いとはあの十字架にかかって激しい苦しみの中で死んで、そして三日の後によみがえったイエス・キリスト、その方ご自身のことです。「バカ、死ね!」と言われるどうしようもない人間。まさに自分がそれであると知ったときに、本当に死んでよみがえったイエス・キリストがそのまま救いとなる・・。これがクリスチャンのスタートラインです。この救いにこそ人に大きな偉業をなさしめる力があるのです。偉業と言ってもそれは歴史的な偉人であるか、全くの無名な存在であるかには関係ありません。刺青悶々の人が回心して牧師になるというケースは結構ありますが、これなどはとてもわかりやすい例です。

 世の中の人たちが全く知らないのは、実にこの点です。どうしようもない人間は、日々、神から与えられたまことの救い、十字架にかかられて死んでよみがえられたイエス・キリストを見上げ、そのような者に与えられた計り知れない神の恵みと愛とを思い知りつつ歩む。これが「クリスチャン」の歩みなのです。あの偉人たちも間違いなくそのような歩みをしてきた人たちです。だから、彼らは誰に対しても高ぶる思いで接することはしない、、いや、、出来ないんです。全てが恵みによって与えられていることを知っているから。自分に何か褒められることがあってそれが出来ているのでは全くないことを知っているから。でも勿論クリスチャンになった人が一辺に「聖人」になるわけではなく、自分のその古い性質と戦いながら「キリストの形」に変えられていくので、あれでクリスチャンなの?と言われることはいくらでもあります。

 十字架・・不思議です。世界中でこの十字架を見ることができるのですが、その意味を知っている人はあまりいないんですね。少なくとも日本には百人にひとりもいない・・ということになります。
 クリスチャン・・それは神の前に降参した人・・なんです。そもそも神とは人が作ったものでしょう・・と言っているのが世の人たちです。それが、神を神とした人・・これがクリスチャンなのです。神とは天地万物を創られ、人を創られ、その愛をもって永遠を計画しておられる、人の知恵、知識、理解力では到底カバーすることの出来ない全能者という存在です。この神を信じると言うこと・・これがまさに奇跡の始まりなんですね。

 God Bless You ! 
 
  
2016.04.02.Sat 10:07 | 日記・エッセイ | trackback(0) | comment(0)
PROFILE

いっちー
ドラマー市原康です。
TRIO'のこと、
ライブスケジュール
そしてキリスト教談義・・
・・再開です。
http://i-produce.net
http://twitter.com/ichiharayasushi
<< 2020.08 >>
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ENTRIES
G-Cafe 聖書のことば #198【祈る対象】イエス様のことば 23(08/04)
G-Cafe 聖書のことば #197【ストレートな祈り】イエス様のことば 22(08/03)
GraceCafeたいむ #12 あなたに語られる神(08/01)
G-Cafe 聖書のことば #196【レッテル貼り】イエス様のことば 21(07/31)
G-Cafe 聖書のことば #195【心が求めていること】イエス様のことば 20(07/30)
G-Cafe 聖書のことば #194【無理ないましめ】イエス様のことば 19(07/29)
G-Cafe 聖書のことば #193 【天の御国に入る資格】イエス様のことば 18(07/28)
G-Cafe 聖書のことば #192【聖書の成就】イエス様のことば 17(07/27)
GraceCafeたいむ #11「わたしはあなたを愛している」(07/25)
G-Cafe 聖書のことば #191【良い行いとは】イエス様のことば 16(07/24)
G-Cafe 聖書のことば #190【義のために迫害されている者】イエス様のことば 15(07/23)
G-Cafe 聖書のことば #189【平和をつくる】イエス様のことば 14(07/22)
G-Cafe 聖書のことば #188【神を見る者】イエス様のことば 13(07/21)
G-Cafe 聖書のことば #187【神のあわれみ】イエス様のことば 12(07/20)
GraceCafeたいむ#10 / YouTube  〜この身の汚れ〜 (07/18)
G-Cafe 聖書のことば #186【満ち足りるための条件】イエス様のことば 11(07/17)
G-Cafe 聖書のことば #185【地を受け継ぐ】イエス様のことば 10(07/16)
G-Cafe 聖書のことば #184【主に従えない悲しみ】イエス様のことば 9(07/15)
G-Cafe 聖書のことば #183【滅びゆく魂への悲しみ】イエス様のことば 8(07/14)
G-Cafe 聖書のことば #182【心の貧しい者】イエス様のことば 7(07/13)
GraceCafeたいむ#9 / YouTube 「逃げ込め港に」・・アップしました。(07/11)
G-Cafe 聖書のことば #181【新しい役割】イエス様のことば 6(07/10)
G-Cafe 聖書のことば #180【悔い改める】イエス様のことば 5(07/09)
G-Cafe 聖書のことば #179【サタンの正体】イエス様のことば 4(07/08)
G-Cafe 聖書のことば #178【絶対的に信頼すべき神】イエス様のことば 3(07/07)
G-Cafe 聖書のことば #177【霊の食事】イエス様のことば 2(07/06)
GraceCafeたいむ#8 「自我に死ぬことはできるのか」 アップしました(07/06)
G-Cafe 聖書のことば #176【キリスト・イエスの始まり】イエス様のことば 1(07/03)
G-Cafe 聖書のことば #175【コントロールできない感情】マイナスの出来事シリーズ22(07/02)
G-Cafe 聖書のことば #174【落ち込み】マイナスの出来事シリーズ21(07/01)
G-Cafe 聖書のことば #173【過失】マイナスの出来事シリーズ20(06/30)
G-Cafe 聖書のことば #172【いじめ】マイナスの出来事シリーズ19(06/29)
GraceCafeたいむ#7 「帰るべきところがある」 アッブしました。(06/27)
G-Cafe 聖書のことば #171【劣等感】マイナスの出来事シリーズ18(06/26)
G-Cafe 聖書のことば #170【嫌な先生・上司】マイナスの出来事シリーズ17(06/25)
G-Cafe 聖書のことば #169【失敗】マイナスの出来事シリーズ16(06/24)
G-Cafe 聖書のことば #168【憎しみ】マイナスの出来事シリーズ15(06/23)
G-Cafe 聖書のことば #167【妬み】マイナスの出来事シリーズ14(06/22)
GraceCafeたいむ #6 「変えられていく」をアップしました。(06/20)
G-Cafe 聖書のことば #166【不遇】マイナスの出来事シリーズ13(06/19)
G-Cafe 聖書のことば #165【差別・偏見】マイナスの出来事シリーズ12(06/18)
G-Cafe 聖書のことば #164【戦争】マイナスの出来事シリーズ11(06/17)
G-Cafe 聖書のことば #163【攻撃を受ける】マイナスの出来事シリーズ10(06/16)
G-Cafe 聖書のことば #162【窮地に立たされる】マイナスの出来事シリーズ9(06/15)
GraceCafeたいむ #5 「天国はある」 ・・YouTubeにアップしました。(06/13)
G-Cafe 聖書のことば #161【猜疑心】マイナスの出来事シリーズ8(06/12)
G-Cafe 聖書のことば #160【敗北】マイナスの出来事シリーズ7(06/11)
G-Cafe 聖書のことば #159【挫折】日常の悩みシリーズ 6(06/10)
G-Cafe 聖書のことば #158【恐怖】日常の悩みシリーズ5(06/09)
G-Cafe 聖書のことば #157【治らない病】日常の悩みシリーズ 4(06/08)
COMMENTS
CATEGORY
ARCHIVES
2020年08月(3)
2020年07月(27)
2020年06月(26)
2020年05月(27)
2020年04月(27)
2020年03月(28)
2020年02月(26)
2020年01月(25)
2019年12月(30)
2019年11月(21)
2019年10月(2)
2019年08月(3)
2019年06月(2)
2019年05月(1)
2019年04月(2)
2019年02月(1)
2019年01月(2)
2018年12月(1)
2018年10月(2)
2018年09月(3)
2018年08月(1)
2018年06月(1)
2018年04月(1)
2018年03月(1)
2018年02月(1)
2017年12月(1)
2017年11月(1)
2017年10月(1)
2017年08月(2)
2017年06月(1)
2017年05月(1)
2017年04月(2)
2017年02月(1)
2017年01月(2)
2016年12月(2)
2016年11月(2)
2016年09月(3)
2016年08月(1)
2016年07月(3)
2016年06月(1)
2016年05月(4)
2016年04月(2)
2016年03月(1)
2016年02月(1)
2016年01月(3)
2015年10月(1)
2015年09月(2)
2015年07月(1)
2015年05月(1)
2015年04月(1)
2015年03月(2)
2015年02月(1)
2015年01月(3)
2014年11月(3)
2014年09月(2)
2014年08月(2)
2014年07月(1)
2014年05月(1)
2014年04月(1)
2014年03月(3)
2014年02月(1)
2014年01月(4)
2013年12月(1)
2013年11月(1)
2013年09月(1)
2013年08月(4)
2013年06月(2)
2013年05月(2)
2013年03月(3)
2013年02月(2)
2013年01月(2)
2012年12月(1)
2012年11月(1)
2012年10月(1)
2012年09月(1)
2012年08月(1)
2012年07月(2)
2012年06月(3)
2012年05月(1)
2012年04月(2)
2012年03月(3)
2012年02月(1)
2012年01月(2)
2011年11月(8)
2011年10月(3)
2011年09月(1)
2011年08月(3)
2011年07月(1)
2011年06月(3)
2011年05月(1)
2011年04月(16)
2011年03月(4)
2011年02月(1)
2011年01月(2)
2010年12月(1)
2010年11月(3)
2010年10月(2)
2010年09月(2)
2010年08月(2)
2010年07月(2)
2010年06月(2)
2010年05月(4)
2010年04月(8)
2010年03月(6)
2010年02月(9)
2010年01月(5)
2009年12月(8)
2009年11月(15)
2009年10月(5)
2009年09月(7)
2009年08月(18)
2009年07月(11)
TRACKBACKS
LINKS