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ドラマー市原康のなんじゃもんじゃ

ライブのご案内/キリスト教談義を中心にお届けしています

G-Cafe 聖書のことば #29

【聖書-10 ユダヤ人と異邦人】

 難解な聖書を読み解く上で、ものすごく重要な視点のひとつ。それは「ユダヤ人と異邦人」です。

"このキリストを通して、私たち二つのものが、一つの御霊によって御父に近づくことができるのです。
 こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。"
 エペソ人への手紙 2章18~19節

 神の家族なのですという言葉は、クリスチャンはみな家族ですという意味ではありません。
 これは、ユダヤ人と異邦人は、もはや別の存在ではなく、キリストによってひとつの家族なのだという意味です。
 即ち私たちは、イスラエルにとって他国人でもなく、イスラエルに住む外国人/寄留者でもなく、聖徒たちと同じ神の国の民=家族なのですよと言っているわけです。聖徒とはイスラエル=ユダヤ人のことなんですね。それは12節から読めば明らかなことです。
 聖書ではあくまでもイスラエルが神に選ばれた、神の計画の中のメインの存在なんですね。
 ところが、私たちふたつのもの、即ちイスラエルと異邦人がひとつの御霊によって御父に近づくことができ、神の家族となったのだと言っているわけです。

 でもこれは実は、ユダヤ人にとっては聞き捨てならないことでした。絶対にあり得ない。神殿に異邦人が入れば殺されなければならないし、割礼を受けていない者が、神の家族になれるなどということは、神を冒涜するに等しいことでした。ところが神は御子イエス・キリストによって、異邦人も共に家族となる道を開いたというのです。

 イエス様は当時のユダヤ人、特に祭司とか律法学者など、指導者に対しては、「おまえたちは白く塗った墓のようなものだ。〜 外側は人に正しく見えても、内側は偽善と不法でいっぱいだ。」(マタイ23:27-28)と、徹底的に糾弾するんですね。神の民であるはずのユダヤ人の信仰は、形骸化して実質のないものになっていたにもかかわらず、自分たちは神に選ばれた民で、神から直接十戒をいただいたモーセの子孫、神の民なのだと自負していたわけです。
 しかし十戒によって神の民が固く立つことはできなかったんですね。これもあとから見ると、神の計画だったのかということになるわけです。なぜならこのことによって神の恵みが、イスラエル民族という枠が壊されて、全世界に及んだからです。

 イスラエルの民は、動物のいけにえを神が定めた神殿でささげることによって、罪の赦しを得ていました。これは神から与えられた神の民の特権でした。しかしキリストは、一度十字架にかかって、すべての人々の罪のためのあがないを完了されたのです。これにより動物のいけにえは、もう必要がなくなったのです。これは神がなさったことなんです。
 だから、キリストが十字架で息を引き取った時、神殿の幕が真っ二つに裂けた・・それは古い契約が神によって終了させられたことを示しているわけです。ここが旧約と新約の境目なんですね。

 ユダヤ人はイエスをキリストと認める派と、イエスは神を冒涜する者だとする派に、真っ二つに分かれたというわけです。
 この背景を理解しつつ、「使徒の働き」やパウロ他の手紙を読むと、かなり状況が見えてきます。パウロは常に、反対するユダヤ人の攻撃に悩まされていたんですね。

 ユダヤ人と異邦人・・。これは聖書を読む上での、重要な鍵のひとつなんですね。

 次回は、「聖書-11 イエスがキリスト」です。

 God Bless You !

 
2020.01.08.Wed 08:40 | 未分類 | trackback(0) | comment(0)
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