G-Cafe 聖書のことば #86
【光】ヨハネの福音書その3
" 光は闇の中に輝いている。
闇はこれに打ち勝たなかった。"
ヨハネの福音書 1章5節
今回は1章冒頭の「ことば」、すなわちキリストについての最後のところです。
キリストが闇の中に輝いている、と言っています。
闇とは「世」すなわち、私たちが生きる地上の世界のことです。
こんなに美しい地球、ささやかな幸せ、暖かい人の絆、愛。
どうしてこの世が闇なんですか?という見方もあります。
この世界は神が創造されたもので、もともとすこぶる良いものでした。私たちは生きる中でその片鱗を見せていただきながら地上を歩んでいるんですね。
ですから、その片鱗を見させられたときには、えも言われぬ感動を覚えます。
しかし一転、人の歴史に目を向けると、それはまさしく「血塗られた世界」です。
エペソ2:2 にあるように、この世は「空中の権威を持つ支配者」すなわちサタンが支配しているのだというのです。
第二次大戦後も、戦争は止んでいません。富は、過去に見られないほどの一局集中化がますます進んでいます。
今平和でも、それが一瞬のうちに崩れてしまう・・。私たちは今、それをまざまざと見せられているようです。
聖書は、世は暗闇だと言っています。しかしそこに光が「輝いた」というのが、その全体のメッセージなんですね。
そして、闇がどんなに闇だったとしても、この光には勝つことができないというのです。
闇の支配者は、一つの切り札をもって人々を支配しています。それは「死」です。
光はこの「死」の力を打ち破ったんですね。復活のキリストのことです。
今も私たちには死が待っています。もしそれが終わりという意味ではなく、希望という意味に変わるのだとしたらどうでしょう。
それは、よみがえりと永遠への希望です。そしてこの地上において真理を手にしたのだという充足感をもって、死という「通過点」に臨む者となる、という希望です。
キリストが光であることは、光そのものを内にいただかなければ確認することができません。
確認してから内に迎えるのではなくて、信じて迎えたら確認できるのです。
イエス・キリストが光で、いのちで、よみがえりで、救いなのです。
キリスト降誕の700年前に、イザヤは預言をして言いました。
" 闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。
死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。"
イザヤ書 9章2節
主が聖霊を豊かに注いで、あなたを祝福してくださいますように!
God Bless You !