G-Cafe 聖書のことば #88
【神の子どもとされる特権】ヨハネの福音書その5
" しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。"
ヨハネの福音書 1章12節
前回の最後、12節です。
「神の子どもとなる特権」ということばに、注目してみましょう。
神の子どもになるということは、文字通り、神の家、すなわち本当の父のもとに帰って、その家の子としていただくすべての恩恵を、当たり前のようにいただく者となる、ということです。
それは言い換えれば、「絶対なる主権を持ったお方の手の中に置かれた者になる」ということなんですね。
イエス様が弟子たちと共にガリラヤ湖を小舟で渡っている時、激しい突風が吹いてきて、舟は沈みそうになるのですが、イエス様は寝ておられたという話があります。
" そこで弟子たちは近寄ってイエスを起こし、「先生、先生、私たちは死んでしまいます」と言った。
イエスは起き上がり、風と荒波を叱りつけられた。すると静まり、凪になった。
イエスは彼らに対して、「あなたがたの信仰はどこにあるのですか」と言われた。"
ルカの福音書 8章24~25節
私たちは、風や水の上にはもちろんのこと、天地万物の上に絶対的権威を持たれるこの神に「属する者」とされたんですね。
それまでは、神に敵対する勢力に「属していた」者だったのが・・。
人生には嵐もあれば、死の影の谷を行く時もあります。しかし私たちは、どんな時にでも、主がおられるという約束をいただいている者なんですね。
主は、次のように言われる方です。
" 主ご自身があなたに先立って進まれる。主があなたとともにおられる。
主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
恐れてはならない。
おののいてはならない。」"
申命記 31章8節
しかしながら、それを忘れさせようとする力も、せっせと働きかけてきます。
弟子たちは水をかぶって沈みそうになる「状況」に目を奪われたんですね。
それに対してイエス様は「あなた方の信仰はどこにあるのか」と言われたんです。
それは「状況」を見て恐れている暇があるんだったら、わたしを見なさい、ということです。
主が救いなんです。
主が助けなんです。
主が解決なんです。
これが「その名を信じた人々」の特権なんですね。
祈り・・「主よ。慌てた時に、あなたに目をとめる者とさせてください。イエス・キリストの御名によって。アーメン。」
次回はこれに続く13節を見てみたいと思います。
主が聖霊を豊かに注いで、あなたを祝福してくださいますように!
God Bless You !