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ドラマー市原康のなんじゃもんじゃ

ライブのご案内/キリスト教談義を中心にお届けしています

G-Cafe 聖書のことば #121

【言葉の解説】イスラエルとユダヤ人

 #119にて、同一民族を「イスラエル」「ユダ」「ユダヤ人」と、いろいろな言い方をしていることについて、その解説をしてほしい旨、お声をいただきました。

 イスラエル・・、これは元々アブラハムの孫であるヤコブが、神の祝福の約束をいただいた時に与えられた新しい名で、人の名なんですね。
 そのイスラエルには12人の子がいました。そこから12部族によって成る強大な民族へと成長するわけですが、この民族を指す時にも「イスラエル」と言うわけです。
 このイスラエルは奴隷状態のエジプトから脱出し、荒野を40年間過ごし、約束の地カナンに入って、王国にまで発展します。「イスラエルの民」という言葉を使う時には、そういう背景を思って使うことが多いように思います。

 イスラエル王国は一つの国でした。しかし、ダビデ王が犯してしまった罪、またソロモン王が犯してしまった罪の結果、北の10部族と、ユダ部族+ベニヤミン族そして祭司職を務めたレビ族によってなる南の三部族という、二つの王国に分裂します。これが「北イスラエル王国」と「ユダ王国」なんですね。(ここには全部で13の部族が出てきますが、それはヨセフの部族が二つの部族として数えられているからです)

 ですから「イスラエル」とはヤコブの名であり、また民族の名であり、分裂後の北王国の名もであり、また現在のイスラエルという国の名でもあるわけです。
 そして「ユダ」はヤコブの子の名であり、そこから生まれた民族の名であり、また分裂後の南王国を指して言うことがあり、さらに、メシヤはこの部族から出るという特別な意味合いを込めて「ユダ」と言われることもあるわけです。

 北イスラエル王国の腐敗ぶりは目を覆うばかりで、偶像を礼拝する異邦人との混血が進み、神に導かれてきた「イスラエル」の影も形もなくなってしまう有様で、そのままアッシリア帝国に攻め取られ、捕囚の民(外国に連れ去られる)となり、その消息はわからなくなってしまいます。これを「イスラエルの失われた10部族」と言います。

 南王国ユダはさらに100年以上持ちこたえますが、結局バビロン帝国に滅ぼされ、彼らも捕囚の民となります。しかし奇跡的に帰還を果たし、神殿を再建し、モーセの教えに立ち返って熱心に信仰生活を始める人たちが起こされます。これがイエス様が来られた時代まで続くわけです。新約聖書に出てくる「ユダヤ人」とは、その時そこにいたイスラエルの子孫たち、バビロンから帰還したユダ王国の末裔のことなんですね。
 しかし彼等の信仰も形骸化され、イエス様や、その来臨を預言していたバプテスマのヨハネからは「まむしの子孫」と言われる有様に成り果てていたわけです。

 結局ユダヤ人は、イエス・キリストを受け入れたユダヤ人と、彼等を迫害するユダヤ人とに分かれるわけですが、クリスチャンとなったユダヤ人たちは世界中に散っていき、残ったユダヤ人は、支配国ローマに逆らい、こちらもAD70年には完全に滅ぼされて、世界中に散らされて行きました。

 その後ユダヤ人は、世界の民の中で混ざり合ってわからなくなってしまうことなく、その民族性を保ち、ひどい迫害に遭いながらも、世界中の富を握り、優れた人種と言われる存在となっているんですね。そして1948年には「イスラエル」が建国されます。
 なので、今の時代にユダヤ人というと、世界中に散っていった人の中でその民族性を保っている「ユダヤ人」たちのことであるわけです。
 そしてもう一つ、今もエルサレムの「嘆きの壁」で祈り続けるユダヤ教のユダヤ人。彼らはキリストはイエスではなく、これから来るのだと主張している人たちです。

 まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、ここまでにしておきます。

 God Bless You !
 
 
2020.04.22.Wed 14:39 | 未分類 | trackback(0) | comment(0)
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