G-Cafe 聖書のことば #250
【イエス様の家族】イエス様のことば 75
"それから、イエスは弟子たちの方に手を伸ばして言われた。
「見なさい。わたしの母、わたしの兄弟たちです。
だれでも天におられるわたしの父のみこころを行うなら、その人こそわたしの兄弟、姉妹、母なのです。」"
マタイの福音書 12章49~50節
イエス様の母マリアと兄弟たちがイエス様のところに来た時の話です。
多くの人にいつも囲まれているイエス様ですから、家族も外で立って待っている状況でした。そこでご家族が来られていますと知らせる人がいたわけですが、それに対してのイエス様のお答えは、
「私の母とはだれでしょうか。私の兄弟たちとはだれでしょうか」と、そして続いて言われたのが、今日の箇所です。
マルコの3章には、人々が「イエスがおかしくなった」と言っているのを聞いて、家族が連れ戻そうとするという場面がでてきます。この時と同じことを扱っている記事なのかもしれません。
イエス様は町中をくまなく巡り歩かれ、病人をいやされ悪霊を追い出されました。また僅かな魚とパンで5千人もの人に食べさせたりもしました。
しかし、イエス様がされたことの最も大切な部分は、御国の福音を宣べ伝えたことでした。
イエス様が人々に軌跡のみわざを見せられたのも、そのためだったんですね。
御国の福音を述べ伝えること・・、そのためには「イエス様ご自身が来たるべきお方(救い主)」であるということを外してその話をすることはできないわけです。
イエス様は大胆に、ご自身が神の御子であり、さらに神と共にこの天地を造られた方、すなわち神に等しい方であることを語られるわけです。
イエス様が十字架にかかられる前の祈りの中には、ご自身が被造物ではなく、創造主なるお方に属する方であることを言い表す決定的なお言葉があります。
" 父よ、今、あなたご自身が御前でわたしの栄光を現してください。世界が始まる前に一緒に持っていたあの栄光を。" ヨハネの福音書 17章5節
イエス様は天地が造られる前からおられた、創造主なる神に属するお方だというわけです。
「イエスがおかしくなった」・・それはイエス様がそういうことを大胆に語られたからなんですね。
人の形として来られたイエス・キリストは、人々から見れば「人の形」なのですが、それが神であるというのが、最大のネックであり、どうしても必要な神の計画だったわけです。
その人の形を釘付けにし、さらによみにまで下り、よみがえって、人を支配していた死の力を打ち破る・・これが神がなさろうとしていることでした。
イエスを神の子キリストと信じ心に迎える者が、全ての罪が赦され、イエス様そして父なる神とのまことの関係を持つ「神の家族」となるんですね。
イエス様を他の人々と同じ「人」として見るかぎり、そこには行けないのです。
イエス様ご自身がそれをもたらす存在なのです。
イエス様の周りにいる多くの女性も含めた弟子たち・・。イエス様は彼らを指して「天の父のみこころを行おうとしている人たち」だと言われました。
彼らとて、イエス様がキリストであるということは漠然としていたし、確信も持てないでいましたが、彼らはイエス様に付き従っていたんですね。
その彼らをイエス様は「天の父のみこころを行おうとしている人」と言われ、彼らこそがまことの家族だと言われたわけです。
とにかくイエス様に目を向け、ついて行こうとしている人たち・・その彼らがイエス様の兄弟、姉妹、母になる・・。それは肉の家族とは全く異なる次元のまことの家族だというのです。
イエス・キリストという存在に目を向けて、そして近づいて行ってみませんか。
その人は、そこにこそいのちと希望と喜びがあることを見出すんですね。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)