" また、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子ども、畑を捨てた者はみな、その百倍を受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。"
マタイの福音書 19章29節
この一連の話の流れは、永遠のいのちを得るために、自分の行いで何とかしようという思いがそもそも間違っているのですよ、というものでした。
そしてそれは、神「が」されることなのだから、自分の力などを頼りするのはやめて、神に任せなければいけないのですという話でした。
あなたのことを心配してくださる神を信じ、神にすべてをゆだねた者が、新しい世界「千年王国」においても復活のいのちをいただき、祝福される者になるのだとイエス様は言われたわけです。
そしてこの話の最後が今日の箇所です。
今日のテーマは「優先順位」です。
家、兄弟、姉妹、父、母、子ども、畑・・、それを捨てるとはどういうことでしょうか。
「捨てる」ということの意味を、それらを第一にしたり、それらに頼ったり、それらのために行動したりという、一般的には当然のことのように思われていることを一旦横に置く・・という風に捉えると、話の筋が見えてくるかもしれません。
父母を大切にすることは十戒の中にもあるので、捨てるというのは、ないがしろにするということではないことは明らかです。
自分に与えられた物は、神が与えてくださったものなのですから、家族も含め大切にしなければなりません。だからこそイエス様は「その百倍を受ける」にはこうすればよいのだと、本当の祝福の道を教えられたんですね。
その百倍の祝福をいただくには「わたしの名のためにそれらを捨てる」ことなのだ、というわけです。
ちょっとしたパズルのように聞こえますが、要するにこれは、大切にすることの優先順位を間違ってはいけませんよという話なんですね。
自分が与えられているものにしがみつくのではなく、まず主にしがみつきなさい・・。
そうすれば、そこには百倍の祝福があること請(う)け合いです・・とイエス様は言われたわけです。
イエス様を主として、その深いつながりを求めて歩むこと・・これがすべての良いことについての土台なんですね。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)