"「先生、律法の中でどの戒めが一番重要ですか。」
イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』これが、重要な第一の戒めです。
『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。
この二つの戒めに律法と預言者の全体がかかっているのです。」"
マタイの福音書 22章36~40節
彼らはイエス様を言葉の罠にかけようとして、矢継ぎ早に色々な質問をします。しかし、イエス様のお答えは、彼らが反論のしようもないものばかりでした。
そして今日のこの質問がその最後のものです。
イエス様は律法を軽んじている・・これが彼らの主張でした。
しかしこのイエス様のお答えに対しても、彼らはぐうの音も出ませんでした。
神のいましめが示されているモーセの十戒に始まる「律法」は、次の二つの土台の上に成り立っているのだとイエス様は言われたのです。それは・・
あなたの神である主を、心といのちと知性を尽くして愛すること。そしてもうひとつは、自分自身を愛するようにあなたの隣人を愛すること。
彼らは自分の立場を守るためには、イエス様を論破する必要があると思い込んでいたんですね。そうすれば自分たちは安泰だと思っていたわけです。
でも本当はそうではなくて、ただ神の前に悔い改める・・それがイエス様が求めておられることだったのに・・。
自分を守る必要は・・、ないのです。
神の前に出て、自分のすべてを照らし出していただくなら、あなたはそこにある神の愛を知ることになるんです。
そこにおられるイエス様が、あなたの全てを赦し、回復し、愛してくださるお方だということを知るんです。
私たちがするべきこと・・それは自分の罪を認めて、イエス・キリストがその赦しを実現してくださったお方だと信じること・・それだけなんですね。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)