" 御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。"
マタイの福音書 24章14節
「世の終わりの時のしるしは、どのようなものですか」という弟子たちの質問に対して、イエス様は話を始められます。
偽キリストの出現、戦争、飢饉、地震・・。それらは「産みの苦しみ」の始まりだとイエス様は言われました。
産みの苦しみとは、まさしく陣痛に例えられる苦難の時代というものがあって、その後に新しいいのち、すなわち新しい世が誕生することを言っているわけです。
黙示録、また旧約聖書のダニエル書によれば、この最後の陣痛は「大艱難時代」と言われる7年間に相当します。
しかし預言書をすべて見渡すと、その時代が来るまでにはまだ起きなければならないことが、いくつか残っていることがわかります。
イスラエル国の出現・・それは1948年に実現しました。そしてエルサレムに神殿が再建される・・それはまだ実現していません。
聖書全体を調べてみると「世の終わり時計」のようなものが見えてきます。
そして今日のイエス様のおことばもその一つと言えます。
世の終わりは、全世界に福音が宣べ伝えられ、すべての民族に証しされたら・・来る。
地球上には、福音が宣べ伝えられていない地域がまだ残っています。
でもそれはほんの少しなんですね。宣教師たちは文字通り命がけでその地に宣教に出かけて行く・・その働きは、今も止まってはいません。
2000年という長いスパンで考えると、今は「秒読み」段階に入っていると言えるのかもしれません。
しかしそんなこととは関係なく、私たちは死を迎えます。
では、何のためにいつ来るかもわからない「世の終わり」のことが語られているのでしょうか。
私たちは死によって消滅するのではないと、聖書ははっきり言っています。
ですから、終わりの時も、そして新しく来る「天の御国」も、、すべてあなたと関係がある話なんですね。あなたが死んだとしても・・。
神はあなたの「永遠」について関わられるお方なんです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)