" しかし、主人は答えた。『まことに、あなたがたに言います。私はあなたがたを知りません。』
ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから。"
マタイの福音書 25章12~13節
天の御国の話はさらに続きます。今日の箇所は、ともしびを整えて花婿を待つ花嫁の話です。
花婿とはイエス様のことで、花嫁とはクリスチャンのことです。
花婿が迎えに来る・・。それは携挙という、イエス様が天から再び来られ、クリスチャンたちを天に引き上げるという時のことで、天の御国に入るまさにその時の話です。
当時の結婚式は夜に盛大に行われました。
花婿が花嫁の家に迎えに来るのは夜です。そして花婿のところへ行くのに必要なともしびを用意するのは花嫁の役割でした。そして行進をしながら花婿の家まで行くのです。
ですから花嫁は、ともしびを灯しておくと同時に、花婿の家まで行くのに必要な油も用意しておく必要がありました。
ともしびとは、救い主イエス・キリストを信じて心にお迎えする時、そこに与えられる新しいいのちのことです。
ですから、全てのクリスチャンはともしびを持っていて、その火を灯し続けているわけです。
ここに出て来る十人の花嫁・・、この人たちは皆ともしびは灯していました。しかし花婿が来るのが遅い・・。
十人のうち五人の「愚かな娘」は、花婿が来るのが遅いと思っているだけで、婚礼のこと、花婿を迎える時のことはあまり考えていなかったようです。その時になって油が足りないことに気がつくのです。
油・・それは、ともしびを灯し続けるのに必要なもののことです。
それは、絶えない主への思いからくる日々の生活・・。
聖書を開き、祈り、神との関係を深めることに時間を割き、家族、友人、世界中の人々がまことの神に立ち返るために、自分が主に用いていただけるように願い続ける・・。
これがないと、ともしびはだんだんに小さくなって、しまいには消えてしまうんですね。
ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから・・。
要するにこれは、世のことに心を奪われている場合ではないという話なんですね。
問われているのは、自分が本当に花嫁だと思っているのか・・ということなのかもしれません。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)