"すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』"
マタイの福音書 25章40節
"こうして、この者たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。」"
マタイの福音書 25章46節
人の子の到来、天の御国についての話の最後。それは、さばきについての話でした。
人の子キリストがその栄光を帯びて御使いたちと共に来られ、すべての国の人々が「羊」と「やぎ」により分けられる。
やぎは永遠の刑罰に入る人で、羊は永遠の命に入るのだというのです。
イエス様は羊たちに向かって「あなたはわたしが空腹であった時に食べさせ・・飲ませ、宿を貸し、服を着せ、見舞い・・」と、そういうことをしたのだから御国を受け継ぎなさい・・と言いますが、羊たちにはイエス様に食べさせたり、助けたりした記憶がありません。
そこでイエス様は彼らに向かって言わたのが今日の箇所です。「わたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです」と。
イエス様は、空腹な者、渇いている者、宿のない者、裸の者、病気の者、罪を犯して投獄された者・・そのすべての人の上にわたしの心はあるのです、と言われたのです。
ここで天の御国に関する話は終わっています。
天の御国への道・・それはキリストの心を追いかける道。
天の御国・・それは、漠然と夢見るようなものではなく、私たちの地上での生活から直結しているのです。
私たちはキリストの愛による救いを受け取りました。
そうしたら今度は、この地上において、その愛を「小さい者たち」に注ぐようにして生きること・・。
それが「王」であるキリストが求められていることなんですね。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)