" さて、イエスは総督の前に立たれた。総督はイエスに尋ねた。「あなたはユダヤ人の王なのか。」イエスは言われた。「あなたがそう言っています。」"
マタイの福音書 27章11節
金曜日、午前6時頃。イエス様は縛られたまま総督ピラトの前に立たれます。(2節)
祭司長たちはイエス様が「自分は王キリストだと言っている」と訴えました。(ルカ23:2)
それはローマの皇帝カエサルに対する侮辱で、彼は死刑に値します・・という訴えでした。
総督ピラトはイエス様に尋ねます。「あなたはユダヤ人の王なのか」と。
それに対しイエス様は「あなたがそう言っています。」と答えられました。新解約聖書の一つ前の版では「そのとおりです」となっています。
この方がことばとしてはわかりやすいのですが、新しい訳では敢えて直訳のことばに変わっています。
あなたがそう言っています・・。その言葉にピラトはハッとしたかもしれません。
それは「あなた自身はどう思っているのか」と迫ることばだからです。
この総督であるピラトも、イエス様にとっては一人の罪深い人間に過ぎなかったわけです。ご自分が審問される場でイエス様はこのピラトに、「真理」に目をしっかり向けることを促されているんですね。
私たちクリスチャンはイエス様のことを「救い主キリストだ」と言っています。
その私たちがイエス様に「あなたがそう言っています」と言われたら、身が引きしまる思いがしませんか。
私たちは、もっともっと真摯に「イエス・キリスト」というお方に向き合わなければならないのではないでしょうか。
もっともっと真心をもって、まことの神というお方に向き合う必要があるのではないでしょうか。
心と知恵と力を尽くして主なる神を愛せよ・・この意味を改めて噛みしめたいものです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)