" ですから、私の判断では、異邦人の間で神に立ち返る者たちを悩ませてはいけません。"
使徒の働き 15章19節
エルサレムの教会では、割礼を受けなければ救われないという教えに対して、激しい議論の末、イエスの兄弟のヤコブが最後に言ったこと。それが今日の箇所です。
ユダヤ人たちにとってはモーセの律法に従うことが一番大切なことでした。
しかしその基本的な律法に加え、彼らは口伝律法と言われる生活上の様々な細かい規定に縛られるようになっていました。
たとえば現代においても、ユダヤ人は安息日には「仕事はしないで休む」という規定から派生して、エレベーターのボタンひとつ押さないで済むように、この日に限ってはエレベーターは勝手にすべての階を自動的に移動するようになっている・・そんなことがあるのだそうです。
イエス様はモーセの律法に従うことは否定されませんでした。しかしつまらないことで縛られるようになっていた人々に、このように言われました。
律法において一番大切な二つのこと・・それは心と思いと力を尽くして主なる神を愛すること。
そしてもうひとつ、自分を愛するように隣人を愛すること。
この二つだけで、律法に従うことになるのだというのです。(マタイの福音書22:37-40参照)
クリスチャンへの教えの核心は「愛」なんですね。
その他のものに縛られていてはいけないのです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)