" ただ、偶像に供えて汚れたものと、淫らな行いと、絞め殺したものと、血とを避けるように、彼らに書き送るべきです。
モーセの律法は、昔から町ごとに宣べ伝える者たちがいて、安息日ごとに諸会堂で読まれているからです。」"
使徒の働き 15章20~21節
この箇所は前回の続き、ヤコブの説得の最後のことばです。
教会は一つ一つ、人がそれぞれ十人十色であるのと同様に、その性質や雰囲気は全然違うんですね。
今でも特にプロテスタントの教会を見ると、それがよくわかります。
しかし信仰の基本は皆同じなんですね。教会の上には十字架が立っています。
でもその教会の中には、お金持ちもいれば、貧しい者もいる・・といった具合です。
そこには実に様々な人たちが集められ、一人ひとりがそれぞれの役割を担い、キリストのからだとして一つとなって成長していく・・これが教会です。
さらに教会同士、その性質は異なっていても、この世におけるキリストのからだとして、それは一つの教会なのです。
当時の教会の大きな特徴は、ユダヤ教をベースにした人とそうでない人が一つの教会にいたということでした。
このヤコブの提案は、ユダヤ教のもとで育った人々が納得できることでもあり、異邦人ができる範囲のことでもあったわけです。
この提案は救いの条件ではなく、信仰を持った人々が一つとなって教会を建て上げていくための、お互いへの愛による配慮なんですね。
やはり教えの基本は「愛」なのです。
God Bless You ! (神様の祝福がありますように!)